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2022

12/26

【高校サッカー展望・滋賀】近江 「3年生がつくる一体感」・「”主体性”の成長」

第101回全国高校サッカー選手権は、12月28日に開幕します。初戦となる31日・2回戦で、滋賀県代表の近江は埼玉県代表・昌平と対戦。11月12日に行われた滋賀県大会の決勝を振り返り、全国での戦いを展望します。

◇ ◇ ◇

101回大会・滋賀県大会の決勝戦は、2大会連続・13回目の選手権全国大会出場を狙う草津東と、2大会ぶり・2回目の選手権全国大会出場を狙う近江の対戦となりました。この組み合わせは、今年のインターハイ滋賀県予選・決勝と同一カードです。インターハイ滋賀県予選・決勝では、草津東がPK戦の末勝利し、優勝を決めました。近江にとっては、雪辱を期す試合でもあります。

試合は、開始早々に動く驚きの展開となりました。近江・迎楓真選手(3年)が、うまく裏へと抜け出し、前半1分で先制ゴールを決めると、その後も近江サッカーの真骨頂でもある技術の高さを生かし終始、ボールを支配し続けます。終わってみれば近江は4得点をキャプテン・岡田涼吾選手(3年)を始め、全て3年生が挙げる形となり、4‐1で草津東を破り2大会ぶりの全国への切符を手にしました。

実は、インターハイ滋賀県予選の決勝で敗れた後、近江を率いる前田高孝監督が残した言葉が、「3年生にもっとギラギラしてほしい」というものでした。技術のある2年生が、スターティングメンバ―にも多く名を連ねる中、3年生に奮起を促した前田監督。

その前田監督から選手権・滋賀県大会に入ると、3年生の成長を称える言葉が、数多く聞かれました。称えたのは、スタメンやメンバー入りしている3年生に対してだけではありません。「応援席にいる3年生たちも本当にチームのために、一体感のある空気を作り出してくれている」と。

さらに、今年のチームは、指導者から徐々に、選手たちに主導権を渡す形で、3年生を中心に“主体性”を大切にしてきたチームでもありました。今では、相手チームの分析も3年生を中心に行うなど、頼もしい成長を見せています。

滋賀県内では、技術力の高さに注目が集まる近江ですが、ピッチ外や、精神的な部分でも大きく成長してきたのが、今年のチームです。琵琶湖を有する湖国・滋賀から全国という大海へと漕ぎ出す近江。「Be Pirates(海賊になれ)」というチームスローガンの通り、全国の大海原で大暴れすることを誓っています。
※写真は試合終了の瞬間に涙があふれた近江・岡田涼吾主将

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/びわ湖放送)

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