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2022

12/6

【高校サッカー展望・沖縄】西原が2連覇達成 県二冠の那覇西を下して全国へ

第101回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕します。2年連続5度目の出場を決めた沖縄県代表の西原高校は12月29日の1回戦で日大藤沢高校(神奈川県代表)と対戦します。11月5日に行われた沖縄県予選の決勝を振り返り、全国での戦いを展望します。

◇ ◇ ◇

3年連続で決勝に駒を進めた西原。対するは新人大会、県総体の覇者で県内三冠に王手をかけた那覇西。両校の決勝戦は過去5年間で実に3度目。名実ともにライバルといえる両校。今年の決勝も強豪校同士による激しい攻防が繰り広げられました。

立ち上がり、風上に立つ西原は積極的に那覇西陣内に攻め込み主導権を握ると、前半8分、平良琉葵選手のフリーキックを2年生エースの比嘉琥生選手がヘディングで押し込み西原が先制点を奪います。

守備でもDFラインから細かいパスで組み立てようとする那覇西に対し、西原は前線からプレスをかけてボールを奪い、流れを渡しません。

県大会全試合でゴールを決めた比嘉琥生選手

しかし2年ぶりの全国選手権、県三冠を狙う那覇西もこのままでは終わりません。73分、準々決勝、準決勝と得点が無く苦しんでいた2年生エースの頭山亮太選手が3試合ぶりのゴールを決め同点に追いつくと、勝負は前後半10分ずつの延長戦へともつれ込みます。

両チームとも足がつる選手が続出する中、互いに懸命に走ってゴールを目指し1点ずつを取り合いますが、延長戦でも決着がつかず。2対2で延長戦は終了し、PK戦に突入します。サドンデスとなり迎えた那覇西の7人目。西原の2年生ゴールキーパー安里大司選手がPKストップ。その後同じく2年生の齋藤博斗選手が冷静に決めて勝負あり。激戦を制した西原が2年連続5度目の全国選手権行きの切符を手にしました。

上田ゆん主将は「最後の選手権に懸ける想いがこの試合で出たと思います。去年の先輩たちが作ってくれた歴史を繋げることができました。全国でも一丸となって勝利を目指します」と意気込みを語りました。

初戦は12月29日(木)神奈川県代表・日大藤沢高校との1回戦です。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/沖縄テレビ放送)

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