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2022

12/19

【高校サッカー展望・兵庫】「チーム芦学」全員サッカーの芦屋学園 悲願の初優勝で初の全国へ

第101回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕。兵庫県大会は11月6日ノエビアスタジアム神戸で決勝戦が行われ、初優勝を狙う芦屋学園が、48年ぶりの優勝を目指す報徳学園を3対2で破り、初の全国大会への切符を手にしました。12月29日の1回戦で千葉代表・日体大柏と対戦。芦屋学園の地区大会決勝戦の戦いぶりを振り返り全国大会を展望します。

全員で攻撃し全員で守備をするというのが、芦屋学園のサッカースタイル。チーム一丸で戦うという意味の「チーム芦学」を合言葉に、今大会、まさにそのような戦いぶりを見せ、兵庫県大会を制しました。準決勝までの決勝ラウンド5試合で奪った13得点というのは、11人がゴールを決めての得点。この日の決勝も、誰か1人が主役になることはありませんでした。

先制点は試合開始直後の前半2分、MF倉光諒選手が鮮やかな右足のシュート。その後、同点に追いつかれるも、前半19分、勝ち超し点はDF柏木雄太選手のロングスローからDF世羅大和選手のヘディング。今大会、ロングスローからの得点は4点目で、準々決勝、準決勝に続き3試合連続のゴール。ロングスローを投げる柏木選手も「芦学の武器の一つ」と自信を見せます。

さらに追加点の3点目は前半37分、FWスコット龍選手が後ろ向きでボールを収め、振り向きざまに放った左足のシュートがゴールネットを揺らしました。決勝点を決めたスコット選手も「今年のチームは誰が点を取ってもおかしくなく、全員が得点のポイントになれる」と話すように、流動的にポジションも変更し、どの選手からでも得点が奪える芦屋学園の良さが、この決勝戦という大一番の舞台でも発揮されました。

ただ3年生で主将の酒井駿一選手は「今年のチームは、悔しい思いもたくさん経験してきた」と、新チームから決して順調ではなかったこの1年を振り返ります。新人戦はコロナの影響による棄権で敗戦。5月に行われた県総体の三田学園戦では、3対1と2点リードしながらも同点に追いつかれ、結局、PK戦で敗れました。

この日の決勝でも3対1から1点を返され、1点差にまで迫られましたが、報徳学園の攻撃を最後まで振り切り、1点のリードを死守。許泰萬(ホ・テマン)監督も「最後の最後に、あの悔しい敗戦からの成長が見られた」と粘り抜いた選手たちを称えました。

サッカー部の本格強化を始めて11年目。悲願の初優勝を果たし、次は初の全国の舞台へ。「チーム芦学」を合言葉に、全国でも新たな学校の歴史を作ります。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/サンテレビジョン)

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