NEWS

ニュース/各地区代表情報

2022

12/27

【高校サッカー注目・東京B】成立学園「伝統のパスサッカー」 国立・開幕戦で魅せる

12月28日に開幕する第101回全国高校サッカー選手権大会。激戦区東京を制したのは、大津祐樹選手(ジュビロ磐田)をOBにもつ成立学園です。その大津選手を擁して以来、17大会ぶり3回目の出場となります。チームの特長と注目選手を紹介します。

◇ ◇ ◇

成立学園の武器は「伝統のパスサッカー」。キャプテンで背番号10をつけるMF八木玲選手(3年)と絶対的司令塔のMF陣田成琉選手(3年)を中心に、長短織り交ぜたパスサッカーで相手ゴールを脅かします。

実は、八木選手と陣田選手は小学4年生の横浜市選抜の頃から一緒にプレー。中学は横浜F・マリノスJr.ユース追浜で名コンビを築き上げ、高校は2人揃って成立学園へ進学。今となっては「伝統のパスサッカー」を体現する不動のWキーマンです。

八木選手は「陣田は強い気持ちでチームを引っ張ってくれる。陣田を自由にプレーさせることでチームは最高のパスサッカーを展開できる。2人で9年間、何万本とパス交換をしてきた。全国の舞台でも最高のパス交換をしたい」と意気込みます。

一方、陣田選手は「俺らの代で必ず全国へ行こう、と互いに言い合ってここまできた。高校卒業後の進路はぞれぞれ別の道・・・これが最後のパス交換」と八木選手とのプレーを惜しみつつ、全国大会での飛躍を狙います。

「伝統のパスサッカー」も個の力があってこそ。八木選手・陣田選手とともに中盤を形成する2年生のMF横地亮太選手はチームNo.1の運動量でボールを奪取、攻撃に繋げます。また、左サイドを制圧するMF渡辺弦(3年)は一瞬のスピードで相手を置き去りにする高速ドリブラー。そのプレースタイルは、カタールW杯で日本を沸かせた三笘薫選手にそっくりです。

28日(水)に国立競技場で開幕戦を戦う成立学園、「伝統のパスサッカー」で観客を魅了し悲願の日本一へ突き進みます。
※写真は左:陣田成琉選手/右:八木玲選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)

この記事を
シェアする
ニュース一覧にもどる