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2023

12/27

【高校サッカー全力新聞】「切り替え0秒の黄色いイナズマ」島根・立正大淞南

島根県東部にある松江市。島根県の県庁所在地で人口は約20万人。国宝松江城や国内で7番目の面積を誇り、西日本有数の水鳥の渡来地である宍道湖などがあり、豊かな景観に恵まれていることから水の都と言われています。

その松江市にある立正大淞南は、12月28日に開幕を迎える第102回全国高校サッカー選手権大会に島根県代表として出場。全国の初戦は、12月29日の1回戦、前橋育英と対戦します。

◆山陰勢初の冬の選手権全国ベスト4 & スポーツの強豪校
立正大淞南はスポーツが盛んな高校で「サッカー部」だけではなく、今年の夏の甲子園大会に11年ぶり3回目の出場を果たした「野球部」、全国大会に8回出場している「マーチングバンド部」、令和元年から5年連続で日本一の実績を誇る「ライフル射撃部」など数々の実績を残す島根県のスポーツの強豪校です。

特に「サッカー部」は人口65万人と少ない県ながら、元日本代表で野人と言われた岡野雅行さんをはじめ、今まで30人以上のプロ選手を輩出。今年もJ1・セレッソ大阪内定の古山兼悟選手(大阪体育大学)やJ3・FC大阪内定の石橋克之選手(びわこ成蹊スポーツ大学)など、毎年のようにJリーガーを輩出しています。

その「サッカー部」は、1996年(平成8年)に初の全国出場を果たして以降、27年間で24回決勝に進出し、全国出場は今大会で節目の20回目となります。また、第89回全国高校サッカー選手権大会では山陰勢初のベスト4進出を果たし、その名を全国区にしました。

◆「切り替え0秒の黄色いイナズマ」立正大淞南
立正大淞南のサッカースタイルは「縦に速いサッカー」。「切り替え0秒」を合言葉に、ひたすらに前線から強度の高いプレスを仕掛けます。さらに奪ってからのスピードのある攻撃は必見。攻撃陣の見事な連係や仕掛けから一気にゴール前に攻め込むスピードは圧巻です。

また立正大淞南の代名詞といえば「多彩なセットプレー」。見事に相手をだますセットプレーは見ていてワクワクします。またセットプレーに欠かせないのが「競り合いが強い選手」ですが、立正大淞南の強さはそこにもあります。競り合いに強いCBの2人は、島根県大会の決勝戦でともにコーナーキックから頭で合わせそれぞれ得点。どれだけ辛い状況でも一瞬で打開できるセットプレーを武器に、全国で躍動します。

「ハードワークを武器に多彩な攻撃で淞南のサッカーを見せたい」とする全国大会。まずは前回大会で悔し涙をのんだ初戦突破。そして13大会ぶりのベスト4進出へ「切り替え0秒の黄色いイナズマ」立正大淞南に注目です。

(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/日本海テレビ)

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