● 北海道

・出場校に関して
◆参加校数:273校
◆参加校名:

昨年度優勝の旭川実業高校、準優勝校の札幌光星高校、全国大会常連校の室蘭大谷高校、
今年度インターハイ代表(地区大会優勝)の駒大苫小牧高校、
インターハイ代表(準優勝)札幌第一高校、例年の上位進出校の北海高校、
登別大谷高校。

・地区大会スケジュール
準決勝まで、  9月28日(金)から10月1日(月)
 会場  滝川河川敷サッカー場(砂川市空知太地先空知川左岸)
 奈井江町サッカー場 (空知郡奈井江町宮村2区)
 深川陸上競技場   (深川市6条21番3号 深川総合運動公園内)

準決勝から、   10月6日(土)、7日(日)
 会場 入江運動公園陸上競技場 (室蘭市入江町1番28号)

・取材レポート
 注目は札幌地区代表、初めて全道大会出場となった北海道朝鮮高級学校。
選手権では96年に門戸が開かれてから悲願の全道切符。
全国大会では、昨年大阪朝鮮がはじめて出場し注目集めた。
このチームの特徴は、小中高の一環教育。学校教育だけでなく、サッカーでも98年から中高級の一環指導で、いわゆるポストゴールデンエージから完成期を同じコンセンプトの指導によって育てられた選手達。
全道大会で、どんなゲームを見せてくれるのか? 一番の注目。

 そして、優勝候補筆頭は室蘭大谷高校。昨年度は、まさかの地区予選敗退。
今回はその雪辱を果たすべくチームを作ってきた。GK阿部、DF佐藤を中心にした守りが武器。
地区予選と平行して行われた知事杯でも決勝進出。(準優勝)選手層の厚さも見せつけた。

 その他、北海道ユース選抜に4人送り込んだ北海高校。北海道ユース選抜は、札幌ドームで行われた国際ユース大会でメキシコU−18を破る金星。(決勝はミュンヘンに敗れ準優勝)注目選手はFW小比賀(おびか)さらに、市立船橋から岩見コーチを招いて2年目になる帯広北。
昨年優勝の旭川実業、インターハイ代表の駒大苫小牧、札幌第一。
 実力的には、どのチームも大きな戦力差はないと思われる。昨年度は室蘭大谷がいない中での全道大会。本命なき戦いだったが、今年は各校とも「室蘭大谷を破ってこその北海道代表」との思いで臨んでくるはず。

 また、選手権で室蘭大谷を破る実力がなければ、全国での活躍も期待できない。
 近年、全国と北海道の実力差が開いてきている中で、遅ればせながら各高校の指導者も地域トレセンに積極的にかかわり、JFAの強化指導方針に基づいた指導が効果を表し始めている。北海道ユースVSメキシコの試合では、それが見て取れた。
 また、コンサドーレユースの選手が北海道ユースの中心でもあったが、コンサドーレユースは全国クラブユース準優勝という結果を出し、確実に全国レベルになってきた。  こうした北海道の高校生年代が、クラブ、高校の垣根を越えて、北海道ユースとして交流している事は非常に大きい。指導者レベルでもコンセプトや指導方法は浸透し始めていると思う。

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