部室に駆け込んでくる利寺。手には購買の紙袋。
利寺「先生!やっと買えました!」
真実、鯛焼きを頬張りながら
真実「ん?」
利寺「あ、先生も行列に並んだんですか!購買部の新商品『めで鯛焼き』!」
真実「行列と言えば…知ってるかな、この歴史の真実を!」
【1986年5月27日】
現在、シリーズ本編が11作まで発売されている
ロールプレイングゲームの名作『ドラゴンクエスト』。
この日、記念すべき第1作が発売。
その後、社会現象を引き起こす一大ブームとなった。
真実「人が集まる所、歴史が生まれる!」
利寺「あれ?もしかして、これも先生が購買部に提案したんですか?」
真実「ご名答!売れ残りがちだった鯛焼きを『めで鯛焼き』と名付けただけであの行列だ」
利寺、鯛焼きを食べ始める。
真実「ただ…」
利寺、鯛焼きの中に『おみくじ』を発見し
利寺「ん!…え、おみくじ!?…大吉だ!」
大喜びする、利寺。
真実「(ぽつりと)全て大吉なんだけどな…」
時計坂学園の教師で、「社会歴史研究部」の顧問。謎多き男で、「歴史」の素晴らしさを多くの人に伝えることを使命だと語る。部室に置いてあるパソコンで、過去の出来事を調べ、「歴史」の真実を追い求めている。
しかし、その行動にはある秘密が…。
4月に時計坂学園 2年A組へやってきた転入生。成績は優秀だが、運動は苦手。たまたま迷い込んだ「社会歴史研究部」の部室で顧問・真実コウヘイと出会い、半ば強引に入部させられる。
最初は嫌々だったが徐々に「歴史」の面白さに惹かれていく。