STORY

4「新たなクセ強キャラ現る!」
2024.01.31 OA

「唯は自殺じゃない…殺された」――。みお(川栄李奈)は、姉・ゆい(成海璃子)の死に他殺の可能性があることを、唯の元彼で刑事のたちばな(上杉柊平)から聞かされる。
橘によると、唯は生前、ある男について調べていた。男の名は辰巳浩二たつみこうじ。半グレ集団のリーダーで、特殊詐欺や違法ドラッグなどあらゆる犯罪に手を染め、場合によっては殺人すらいとわない危険人物だ。警察も辰巳を捕まえようと躍起になっているが、今のところ居場所さえつかめていない。唯はその行方をたった1人で調べており、おそらく辰巳に関する重大な情報を手に入れたせいで殺された…「俺の知ってる唯は自ら命を絶つような人間じゃないから…」と無念の思いを口にする橘。辰巳を捕まえるために、唯の残したもので辰巳に関する情報はないかと澪に迫る。しかし、あまりに唐突かつ衝撃的な報せに大混乱の澪。お姉ちゃんが…、殺された…?
ひとりで抱えきれない澪は、夜、大河たいが(高杉真宙)に相談しようと部屋を訪ねるが、肝心の大河は最近、密かに毎晩どこかへ出かけているようで、何故だか全然寮に帰ってこない…。

そんな澪の前に、新たなクセ強キャラが出現。火神ひがみ(古田新太)の一人娘・玲香れいか(瀧本美織)がアメリカ留学から帰ってきたのだ!容姿端麗で外科医としての腕も超一流の玲香。留学前に大河を相手に“ある事件”を起こしたことは、病院内ではもはや伝説となっている…。
その玲香から、さっそく目を付けられてしまう澪。どうやら玲香は、澪の秘密を知っているようで…。そして澪は、気付かぬうちに、ある“とんでもない計画”に巻き込まれてしまっていた…!
玲香の目的とは一体!?大河は一体どこへ!?そして、不可解な姉の死の真相…。 全ての謎が動き出す急展開の第4話!!

以下、ネタバレを含みます。

「桜庭さん、あなた…竜崎大河とどういう関係なの?」――澪は玲香に呼び出され、大河との関係を問い詰められる。澪は知らないが、病院内では、玲香が大河にベタボレなことはもはや常識だ。なんでも大河に派手にフラれたショックでアメリカに行ったとか…。「全然、そういう関係じゃないです」と澪がキッパリ否定すると、玲香はそれ以上はツッコまず、話を本題に移す。「あなたのことなんて、調べようと思えば簡単に調べられるの」…玲香は、澪が優秀な外科医だったことを知っていた…!そして、PTSDであることも…。

玲香は澪のPTSDがまだ完治していないことを確認すると、父の火神に疑問をぶつける。「あの子もオームス適応の候補者として考えているの?大河くんでもまだ適応できるか難しいのに…」。すると火神は「オームスは私の夢だ…少しでも可能性のある人間は全て候補者として考えている」。玲香が反論する…「私は認めない。…彼女が適応できるとは思えない」。火神が水面下で進めている『オームス』とは一体…?

その夜、澪は、レンタル倉庫に保管していた唯のノートPCを橘に見せる。「お姉ちゃんは原稿や取材のメモを全てこれに書き込んでいました」…先日、澪の部屋に忍び込んだ人間は、澪のノートPCを盗んでいった。しかし本当は、この唯のノートPCが狙いだったのではないか?もしかしたらこの中に辰巳に関する重要な情報が入っているのでは…。澪は、唯のノートPCを橘に託す。

翌日、澪は病院で大河を見つけ、最近ちっとも寮に帰ってこない理由を聞いてみる。「毎晩、何やってるんですか?」…でも大河は全然教えてくれないし、唯のことを相談しようとすると玲香の邪魔が入るし…。なんだか複雑な気分の澪。
そんな澪の知らないところで、玲香は、オームス適応の候補者にされている澪に関して、大河に相談していた。「私、不安なの…優秀な外科医の未来が失われるんじゃないかって…」――。

その日の帰り、澪は大河の車で寮まで送ってもらうことになり、ようやく2人きりに。唯の死に他殺の可能性があることを説明する澪は「どうしたらいいか分からない…」と頭が混乱していることを打ち明ける。すると大河は、「頭がぐちゃぐちゃした時、頭をすっきりさせる方法だけは知ってる。今から連れて行ってやるよ」と車を走らせる。しばらくして着いた場所は、大河の推しが出演しているライブハウスだった。推しのライブで汗びっしょりになるまで踊り狂う大河の意外な姿…。
散々踊った後でおなかが空いた2人は、そのまま近くのレストランへ。そこで澪は、以前から大河に聞いてみたかったことを尋ねる…「大河先生は外科医として何を目指してるんですか?」。大河は言う…「俺の夢は火神教授と同じ…シムネスの完治だ」。とはいえ、シムネスは治療不可能な魔病。体中の腫瘍を取ってもまた新たな腫瘍が生まれる。あの『火神細胞』をもってしてもダメだった…。
『火神細胞』とは、火神が生み出した、がん治療用の特殊な細胞。それをがん患者に投与すると、腫瘍細胞を次々に攻撃して破壊してくれる。しかも副作用がほとんどない。今の火神の名声があるのは、この『火神細胞』があるからに他ならない。だが、そんな画期的な『火神細胞』も、シムネスには通用しなかったのだ…。
それでも、火神はシムネスを駆除するための新たな治療法を開発しようとしている。その力になりたいと言う大河。「不治の病なんてあってはならない!俺は自分の体を犠牲にしようが、必ず…」と語気を強める大河は「おまえも協力しろ」と澪に迫る。「外科医に戻るんだ。…おまえの姉もおそらく、そうなることを望んでいたはず」――と、その時、店内の男性客が突然倒れた!大河と澪はすぐに男性の元に駆け寄る!男性はピーナッツアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こしたようで、脈が微弱になり、血圧も低下、さらに気道もふさがってしまった…!今すぐ処置をしないと窒息死してしまう!大河は車に積んでいた医療道具を澪に持ってこさせ、「俺が気管切開して呼吸できるようにする。おまえはアドレナリンを打って、患者の血圧を上げろ!」…言われるがままエピペンを持つ澪。しかしその手が震えて打つことができない…。次第に眩暈がして…呼吸が乱れる…。それでも、大河は澪を信じて叫ぶ…「おまえの姉を殺したのは、おまえじゃない!おまえの姉はおまえの幸せを祈っていた!トラウマを背負う必要はない!おまえならできる!…おまえがこの患者を助けるんだ!」…大河の懸命の声が、澪の震えを止めた…「アドレナリン、筋注しました!」――。
男性は一命を取り留め、救急車で病院へ搬送された。唯が死んで以来、初めて注射を打ち、一瞬だけだがPTSDを克服した澪に、「それで十分だ」と、大河。「病気ってのは少しずつ治していくものだ」――。

澪の部屋に橘がやって来る。預かっていた唯のPCに鍵のかかったフォルダがあり、そのパスワードがどうしても分からないと言う橘は「俺は本当に唯のこと何も分かってねーな」と肩を落とす。実は橘は、唯の病気が発覚した後、指輪を渡してプロポーズしたが断られていた。その時に唯から言われた「私のことを何も分かってない…」という言葉が、今でも橘の頭を離れないのだ。……が、プロポーズの話を初めて聞いた澪は、“指輪”にピンとくる。それってもしかして…澪は部屋に飾ってあるリングネックレスを手に取る。それを見た橘は「俺が渡した指輪…」。唯は生前、この指輪を肌身離さず身に着けていた。「橘さんがプロポーズしたその日はいつですか?…お姉ちゃんにとって、その日はかけがえのない日だったはずです!」…澪に言われ、橘はその日付をパスワードに入力。するとフォルダが開いた!
たまらず目頭を押さえる橘…。命が尽きるその瞬間まで、唯は橘のことを愛していたのだった。

ようやく開いたフォルダの中には、やはり『辰巳浩二資料』と書かれたファイルがあった。ファイルには、とある住所が記載されていたが、ネットで調べたところ、かなり山奥のようだ。ここに一体何が…?気になって仕方がない澪は、橘が止めるのも聞かず1人でその場所へ向かう。するとそこには、一軒の屋敷が立っていた。澪は意を決して屋敷に入ろうとする…と、1台の車がやってくる。見覚えのある車…そのドアが開き、降りてきたのは、大河だった――。