ストーリー STORY

#1
「怖いよ、助けて…」最凶最悪の敵による、衝撃の『同時拉致事件』発生!決死のタイムリミットサスペンスが、再び幕を開ける!
7月10日(土)よる10時00分~10時54分

港東署緊急指令室(110番)の直轄チーム『Emergency Call Unit』(通称:ECU)は、通報から10分以内に被害者を救出する初動捜査に特化した部署。

室長の橘ひかり(真木よう子)と、ECU緊急出動班の班長・重藤雄二はその日、本部での会議を終えたその足で、立てこもり事件の現場へ向かう!現場では爆弾を巻きつけた男が、妊婦を人質に声を荒らげていて……!ひかりは犯人の男の“声”に耳を澄ます。類まれな聴力と分析力を併せ持つボイスプロファイラーのひかりは、即座に男の特徴を掴むと、指令室の室員たちと連携し、鮮やかに男の身元と目的を割り出していく……!

一方、息子・大樹のため、現場から退いていた元刑事・樋口彰吾(唐沢寿明)は、妻の墓参りの帰り、女性が襲われている現場に遭遇。被害者・純名を助け出し、犯人の男を追う!しかし、予め逃走経路を決めていた男は逃走。その直後、先に家に帰したはずの大樹と連絡が取れなくなり……。

以下、ネタバレを含みます。

そんな中、重藤との阿吽の呼吸で無事に人質事件を解決し、ECUに戻ったひかりの元に『入電』が。110で助けを求めてきたのはなんと大樹の声!樋口は元バディの石川透(増田貴久)と合流し、拉致車両を追いに現場へと飛び出していく。

同じ頃、ECUでは連絡が取れずにいた重藤のアドレスから音声データが届く。それは舌がもつれた重藤の声にドローンの飛ぶ音、そして、『ジイイイ……』という照明の音で……。さらに、乗り捨てられた重藤の車から血痕が見つかる!音声に耳を澄まし必死に状況を読み取るひかり。音から浮かび上がる映像は、ドローンで吊り下げられた照明の下に、水の中で身動きの取れない重藤がいる姿……!ドローンのバッテリーが落ちれば重藤に感電死の危険が迫る!
同時発生した二つの拉致事件に翻弄される樋口とひかり!最凶最悪の犯人による、恐怖の罠が待ち構える! 大樹を誘拐した犯人は車両を乗り換え、さらなる逃走を続ける!重藤と大樹、二つの拉致事件の犯行手口が同じことに気づいた樋口はひかりに連絡。「偶然じゃない。二つの事件は繋がっている―」

そんな中、ECUは大樹の電話からの情報を頼りに、監禁場所の廃病院を特定。廃病院では、大樹が斧を持った女に追われていた。その女は、樋口が助けたはずの被害者・純名。純名は犯人の共犯者で、始めから大樹の誘拐を企てていたのだ!純名の手を逃れ必死に助けを呼ぶ大樹だが、純名に見つかってしまい……!

混乱に包まれるECU。そこに、同時拉致事件の主犯を名乗る男から電話がかかってくる。男は樋口に向け、「仲間を助けるのか、我が子を助けるのか」と選択を迫る!実は重藤の監禁場所の一番近くにいるのは樋口。愛する息子が助けを呼ぶ声が蘇る中、樋口は大樹を仲間に託し、命の危機が迫る重藤の元に向かうことを決める!

監禁場所の倉庫を特定し、必死に重藤を探す樋口と石川。ドローンのバッテリーは残りわずか……!そして、クライシスタイムの10分が経過。その日、ひかりからプロポーズの返事を聞くはずだった重藤は、ひかりの幸せを願う言葉を残し、最期の瞬間を迎える。同時にECUには感電する重藤の映像が送られてきて……。誰もが絶望する中、重藤の微かな呼吸音を聞き取ったひかりは、必死に救助を呼びかける。しかし、次の瞬間、突如画面に現れた白塗りの男がガスバーナーで焼印を炙り、それを重藤の心臓に押し付ける!!呆然自失するひかり。そしてなぜか同じ時、樋口と石川はすでに黒焦げになった重藤の遺体の前に立ち尽くしていた。実は、犯人が現場から送ってきた映像はライブではなく、10分前のもの。ECUに連絡をした直後、重藤を殺害した犯人は、まるで重藤が生きているかのように現場を翻弄していたのだ。

一方、緊急出動班が大樹の救出に向かった廃病院では、待ち構えたように爆発が発生!それでも大樹が生きていると確信する樋口は犯人が自分のそばにいることを直感する。倉庫を飛び出すと、近くのトンネルから炎が上がっているのを目撃する。トンネルの中、燃え盛る炎…その向こう側には、白塗りの男と、大樹に拳銃を向けた純名がいて……!交番警察官から拳銃を奪い、犯人に狙いを定める樋口。次の瞬間、銃声が鳴り響く!!

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