いろはが書斎でお茶を飲んでいると、
ことはが学校から帰ってくる。
ことは「ただいまー、お母さん聞いて」
いろは「どうしたの？」
ことは「実はクラスで気になってる男の子がいて…」
いろは「へえ、どんな子？」
ことは「バスケ部で、女子にも人気ある西尾君って言うんだけど、
ずっと私の事チラチラ見てるんだよね」
いろは「ことはの事好きなんじゃない？」
ことは「ないない！そういう思い込みが散々たる結果を生むんだよ」

いろはが突然くしゃみ！
『散々たる』なぜ間違いなのでしょうか？

「散々たる」という言葉はありません。
物事の結果や状態がひどく悪くて、目も当てられないさまをいうときは、
「～で散々だ」「散々な～」を使いましょう
いたましくて見るに忍びないさまを表す「惨憺たる（さんたんたる）」とは、
音も似ていますので、混同に注意しましょう。