2015.5.23.

【げんを担ぐ】

書斎で、ことはと、文之介が本を読んでいると、
汚れた靴を持った、いろはが入ってくる。
いろは「文之介君、これ、汚れてるから洗っておくわね」
文之介「あ、洗わなくていいです!」
ことは「え、どうして!?もうすぐ運動会だよね?」
文之介「今日の練習で、その靴を履いて一等になったから、
    本番も同じになるといいなって…」
ことは「へー、げんを担いでいるわけね」


文之介「(…ん?げんを担ぐ?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


げんを担ぐ』とは、どういう意味なのでしょうか?


げんを担ぐ」とは、ある物事に対して、
良い前兆か、悪い前兆かを気にすること。
その語源は、「縁起を担ぐ」の『縁起』を逆さにした、
関西地方の俗語「起縁(ぎえん)」。
この『ギエン』から『ゲン』へと変化したと考えられています。