玄関で、外から帰ってきた文之介に、いろはが気付き
いろは「あ、文之介君、梅雨もあけたし、
　　　　これから車を洗うんだけど、手伝ってくれる？」
文之介「うん、いいよー」
書斎で、二人の話声を聞いている、ことは。

いろは「そうだ、ことは暇かしら？」
ことは、慌てて寝たフリをする。

いろは、文之介が書斎に入ってくる
文之介「あ、寝てる…」
いろは「そうだ、文之介君、洗車が終わったら、
　　　　かき氷食べに行きましょ」
ことは「え！かき氷！？」
いろは「やっぱり、狸寝入りだったわね！」

文之介「（…ん？狸寝入り？）ヘックション！」
文之介が突然くしゃみ！

『狸寝入り』とは、どういう意味なのでしょうか？

「狸寝入り」とは、寝たふりをすること。
狸はもともと臆病な動物なので、びっくりしたり
強いショックを受けたりすると、一瞬、気絶してしまい、
眠ったようになることに由来します。