2016.6.25.

【雨夜の月】

書斎で、いろはが手紙を読んでいると、ことはと文之介が入ってくる
ことは「おかーさん、その手紙、お父さんからでしょ?」
いろは「あら、よくわかったわね」
文之介「顔がニヤケてましたよ~」
ことは「お父さん、またキザなこと書いてたの?」
いろは「今は雨夜の月だけど、早く君に会いたいよ…だって」


文之介「(…ん?雨夜の月?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


雨夜の月』とは、どういう意味なのでしょうか?


雨夜の月」とは…雨雲に隠れた月のことで、想像するだけで目には見えないもののたとえ。
古くは平安時代に詠まれた歌「影見えぬ君はあまよのつきなれや出でても人に知られざりけり」で、会えない恋人の姿の比喩として使われています。