2017.4.1.

【腕に縒り(より)をかける】

書斎に、いろは、ことは、文之介、
これまで海外で暮らしていた文之介の妹、かるたが入ってくる。
かるた「五十音かるたです!よろしくおねがいします!」
いろは「自分の家だと思って気楽にね」
かるた、テーブルの上の料理に気付き
かるた「わ!おいしそー!」
文之介「これ、かるたのために、いろは叔母さんが
    腕に縒りをかけて作ってくれたんだよ」


かるた「(…ん?腕に縒りをかける?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


腕に縒りをかける』とは、どういう意味なのでしょうか?


腕に縒りをかける」とは、
自信のある腕前を最大限に発揮しようとはりきる様子を
表した言葉。
よる(縒る・撚る)」は、
「糸状のもの何本かをねじり合わせて一本にする」という意味で、
糸によりをかけ丈夫な一本の糸にすることから、
「技術を尽くす」という意味が生まれたと考えられます。