2020.3.21.

【いまいち】

書斎で文之介がロック雑誌を読んでいるところに、
卒業式後のかるたといろはが帰ってくる。
文之介「卒業式どうだった?」
かるた「感動しちゃった」
いろは「良い式だったよね。
    最近は卒業式でも『仰げば尊し』を歌わないのね」
文之介「僕の中学もそうだったよ」
いろは「なんか最近の歌を歌っていたけど、おばさんいまいち
    よく分からなかったわ」


かるた「(…ん?いまいち?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


いまいち』とは、どういう意味なのでしょうか?


いまいち」とは、少しだけ不足しているさま。
もう一息、という意味。
「少し足りない」ことを表す「今一つ」に由来した「俗語」で、
1970年代後半に若者の間で普及したといわれています。
文献として初めて登場するのは作家・中島梓のエッセー
『にんげん動物園』(1981)といわれています。