2020.9.5.

【袖振り合うも多生(たしょう)の縁】

梨の箱をもってくるいろは。

いろは「安かったから八百屋さんで箱買いしちゃったの。
    でもちょっと買いすぎちゃったかな。」
するとそこへ玄関のチャイムの音。
宅配「お届け物で〜す!」
かるた「はーい!」
いろは「かるたちゃん、ちょうどよかった、これあげてきて」
梨を2個、かるたに渡す
ことは「えー知らない人にあげちゃうの?」
いろは「そうよ。人の出会いって偶然のようで、
    何かの縁があるかもしれないから大事にしないとね」


かるた「ん?こういうの、なんて言うんだっけ?
    (ナニ振り合うもナンの縁?)あー思い出せない!
    ヘクシュン振り合うもヘクシュンの縁!」

かるたが突然くしゃみ!


 ? 振り合うも ? の縁』答えと、言葉の意味とは?


「道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるもの」と考え、人との縁を大事にする事を「袖振り合うも多生(たしょう)の縁」といいます。
「多生(たしょう)」は仏教用語で「前世」のこと。些細な出会いも生まれ変わる前の「前世」からのめぐり合わせで、偶然ではない。すべて深い「縁」によって起こる、という「ことわざ」です。