2021.3.6.

【お鉢がまわる】

文之介が書斎に入ってくる。
かるた「え!」
いろは「文ちゃん、何その格好!?」
ヴィジュアル系の格好をしている文之介。
文之介「ライブ出演のオーディションを受けて半年。
    合格したバンドがたくさんいて…
    やっと僕たちに順番が回ってきたんだよ!」


かるた「ん?こういうの、なんて言うんだっけ?
    (何がまわる?あー思い出せない!)ヘクシュン!
    ヘクシュンがまわる!」

かるたが突然くしゃみ!


 ? がまわる』答えと、言葉の意味とは?


人が多いと、自分のもとになかなかまわってこない。そんなニュアンスを込めて「順番がまわってくる」ことを「お鉢がまわる」と言います。
これは江戸時代から使用例が見られる表現で、人の多い食事の席でお鉢、つまり飯櫃(めしびつ)を回して順番にご飯をよそう様子に由来します。
望んでいたことの順番がやっとまわってきた時にも、ありがたくないことを順番で押しつけられる場合にも使われます。