2021.8.28.

【禍禍(まがまが)しい】

暗い部屋の中で文之介がキーボードを弾いている。
いろはとかるたが、気持ち悪がりながら入ってくる
かるた「ちょっとお兄ちゃん、
    こんな遅くになに弾いてるの!?」
文之介「なんかさ、頭からこの音が離れなくてさぁ…
    なんでだろ?」
かるた「やめてよ!気味が悪い」
いろは「なんか悪いことが起きそうな雰囲気ね…」

かるた「ん?こういうのってなんて言うんだっけ?
    (まがなんだっけ?)あー思い出せない!ヘックシュン!
    まがヘックシュン!」


かるたが突然くしゃみ!


『まが ? 』答えと、言葉の意味とは?


「悪いことが起きそうな予感がする。不吉である」ことを「禍禍(まがまが)しい」といいます。
奈良時代の『古事記』にも登場する「よくないこと、わざわい」を意味する「禍(まが)」を重ねて不吉な様子を強調した言葉だと考えられます。
「まがまがし」での使用例は平安時代から登場します。