2021.10.23.

【億劫(おっくう)】

いろはと、かるたがお茶を飲んでいると、
髪を短く切った ことはが帰ってくる。
いろは「あら、ずいぶん切ったね!」
かるた「でも似合ってるよ!」
ことは「でしょー!長いと、とかしたり乾かしたりが
    毎朝面倒で…切っちゃった」

かるた「ん?こういうのなんて言うんだっけ?
    (なにくう…だっけ?)あー思い出せない!
    ヘックシュン!」


かるたが突然くしゃみ!


 ? 劫(くう)』の答えと、言葉の意味とは?


面倒で気が進まないさまを「億劫(おっくう)」といいます。
仏教用語の「億劫(おっこう)」が変化したもので、「億(おく)」は数字の単位。「劫(こう)」は時間の単位。 「一劫(いっこう)」の長さは、百年に一度、天女が巨大な石を羽衣で一回なで、その摩擦で石が消滅するまでの時間。
この「一劫」の一億倍が「億劫(おっこう)」で、限りなく無限に近い時間を表します。
たいへん手間がかかり、多くの時間を費やすことから、「面倒くさい」の意味に使われるようになった。