• 10年後の○○

#004 10年後のプラゴミ

2019.11.26




*圭子さん・・・プラゴミ生活0を目指す主婦

あるお宅の冷蔵庫。
整然と並ぶ、ガラスやほうろうの容器の数々。
野菜室には…
圭子さん)これが蜜蝋ラップというもので。
わさび菜を包んでいたのは、
ミツバチの巣から取れる蜜蝋を
布に塗り込んだ、特製のラップ。
さらに!

圭子さん)自家製の納豆です。
     納豆はすごい買うとプラゴミがいっぱい出るので。




味噌やドレッシング、マスタードも手作り。
環境コンサルタントとして、行政や企業の依頼で
環境調査などを行っている梶並さん夫婦。
2人は「プラゴミ0」をとことん追求しているんです。




浴室をのぞくと…。
置いてあったのは、1本のボトルと石鹸だけ。
実は、このボトルの中身…。

圭子さん)これはお酢が入ってます。お酢でリンスをすると、
     割とすっとくしが通るような感じになるので。かぎます?
zero)  無臭ですね。




ボトルやパックを買わないため、
掃除にも、重曹やクエン酸などを使用。
そんな2人のこだわりは買い物にも…。
訪れたのは、量り売り専門店。
コーンフレークやナッツを持参した空き瓶で購入。
当然、プラゴミ0。
スーパーでも包装されたまとめ売りではなく、
ばら売りを購入。こちらも、プラゴミ0。
食品トレイは、後日、スーパーに必ず返却します。
この日密着して出たプラゴミは、
魚のトレーについていた、このラップだけでした。



 

梶並家から出るプラゴミは、
5週間で10リットルの袋1つ分。
重さにすると、およそ600g。
2人が住んでいる東大和市の世帯平均は
5週間で8.2キロ。
梶並家は14分の1ほどの量です。
なぜ、こんなに「プラゴミ0」にこだわるのでしょうか?



 

圭子さん)自分の生活力っていうのに自信がついてきて。
     できるだけプラスチックを使わずに済ませられないかなと、
     知恵を働かすのは楽しいかなと思います。
プラゴミを出さないよう工夫すること自体が楽しくなり、
生活が豊かになっているといいます。


それでも、冷凍庫の中には…。
プラスチック製の袋に包まれた冷凍食品が。
便利さには、かなわないこともあるようです。

圭子さん)プラゴミを減らせるところ減らしていくっていうだけでも、
     だいぶ意義のあるところだと思っているので。

 

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