• 10年後の○○

#002 10年後の社内競争

2019.11.05

創業138年を迎える大手生命保険会社で、ある競争が過熱しています。
それは、昼休みのこと。女性の足下はヒールからスニーカーに。
社員が一斉に始めたのはウオーキングです。

○zero「すいません何見てるんですか?」
○社員「個人ランキングがあるので」
○zero「ランキング?」
○社員「こういう形で自分の順位と上位100位が
    いつでも見られるようになっています」

見ていたのは、全社員4万人の歩いた距離がリアルタイムでランキングされるアプリ。
明治安田生命では、ウオーキングの“社内競争”を行っているんです。

○zero「何位ですか?」
○社員「1020位です」
○zero「1日何歩くらい歩いているんですか?」
○社員「1万2000歩くらい」

日本人の1日の平均歩数は約6300歩。
それを大きく上回っても、まだ1000位ほど…。
上位にランクするのは、どんな人なのでしょうか?

“足をつかう”といえば、営業部に違いない!

○zero「社内競争で、すごい人は?」
○社員「加藤部長でしょうか」

営業部長の加藤雄一さん。
この競争を始めてから半年で10キロも減量したというツワモノです。

加藤部長は朝4時半に起きて、1時間半、ウオーキングをしてから出社。
さらに、日中も営業回りで、歩く、歩く、歩く。

昼すぎの時点で。

○加藤部長「1万9842歩」

すでに約2万歩。それでも順位は?

○加藤部長「下がってます。10位。みんな歩いていますね」

半日で2万歩を歩く加藤部長でも10位。
では、1位を競うのはどんな人なのか…。

それは、1日に5万歩近く歩くレジェンド社員、役員秘書の金丸満美子さん。
ほぼ内勤の彼女が、なぜ1日5万歩も歩くことが出来るのでしょうか?

まずは、通勤。
会社の最寄りから2駅離れた駅で降りて、1時間歩いて出社。これで約1万歩。
オフィスワークと昼休みで、さらに1万歩。
仕事の後は、遠回りしながらジムへ。
ウオーキングマシンでも歩き、さらに3万歩。


秘書の金丸さんが、こんなに必死で歩くワケとは…

○金丸さん「(ランキングに)名前が出てくると、落とせないなって。競争意識がでてくるんですね。
 秘書は表舞台には立てない裏方の仕事になので、数字が出てくるとやる気になる。
 なので、すごく頑張れました」

元々は顧客の健康サポートに取り組む中で、
まずは自分たちが健康になろうと始まったウオーキング。
実は、こうした従業員の健康を考えた取り組みを行う企業が増えています。

日本航空では6年前から、
社員の健康増進のため、毎朝「本気の!ラジオ体操」

ヤフーでは先月から社員食堂で“揚げ物税”なるものを導入。
揚げ物料理を値上げし、社員が油をとりすぎないための取り組みです。

従業員の健康への配慮が広がりを見せていますが、
落合さん!10年後はこんな会社だらけになるんでしょうか?

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落合さんのジャッジは【なる】。
「健康の方がいいに決まっている!」とのことです。

 

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