#004 あおり運転

2018.11.12

警察庁の通達を受け
あおり運転の取り締まりは
強化されているんです。

今回のケースでは
道路交通法ではなく
暴行罪での逮捕がポイントです。

自動車関係の事件に詳しい
弁護士によりますと…
今回は被害者の車を
2キロにも渡ってあおったり
幅寄せしたりしたことで、
被害者が事故やケガをする
危険性がある
「悪質なケース」だったため
暴行罪での逮捕に
なったとみられます。

そもそも「暴行罪」は、
人に暴力を振るったものの
ケガをするには至らなかった場合に
適用されます。



「暴力」の範囲は広く
屋内で日本刀を振り回して、
暴行罪になったケースもあります。

今回は「あおり運転」の行為が
広い意味での暴力と
とらえられたんですね。

同じあおり運転でも
状況によっては
「道路交通法違反」で
摘発されます。

高速道路で激しく接近し
挑発したような場合、
(車間距離保持義務違反)
起訴され有罪になると
「3か月以下の懲役または
  5万円以下の罰金」
一方、暴行罪で有罪になると
「2年以下の懲役もしくは
30万円以下の罰金など」
と罪は一気に重くなります。

また暴行罪などに問われる
あおり運転の場合は、
一発で免許停止になる可能性が
高くなります。

この「一発免停」は
2017年の6件から
2018年は8月までで37件と
目に見えて伸びていて、
今年に入って警察も
厳しく取り締まっていることが
わかります。