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#213 今年は“短期集中型の梅雨”と“酷暑”?

2024.06.24

本格的な雨のシーズンとなりましたが、
2024年は関東甲信地方が
観測史上2番目に遅い梅雨入りとなるなど、
          異例の梅雨となっています。

そこで懸念されるポイントが2つ。
「短期集中型の梅雨」と、
「“酷暑”となるおそれも」です。

どういうことなのか、
気象予報士の
小田美穂さんに話を聞きました。

○櫻井さん
「今年の梅雨入りは遅い
     ということですけど、
 今年の梅雨の特徴は
 どういうことがあげられるでしょうか?」

○日本気象協会
  小田 美穂 気象予報士
「今年は梅雨の序盤がなくて
 梅雨入り早々に
 梅雨の本番になることから
    短期集中型と言えます

   今日までに梅雨入り早々
 大雨になった地域がありますが
 少なくともこの先2週間くらい
 九州から東北まで
 大雨に警戒が必要な日が
       多くなりそうです」

○櫻井
「短期集中型ということは
 災害のリスクも高まってくる
     ということでしょうか?」
○日本気象協会
  小田 美穂 気象予報士
「大雨が短い期間に
      起こるということは
 崖崩れのリスクが増えたり
 河川も一気に増水しやすくなったりするなど
 災害リスクが高まるということになりそうです」

○藤井
近年、気象の変化には
驚かない方も多いかもしれませんが、
短期集中型の梅雨は
また別の変化ももたらしそうですね。

○櫻井
そうなんです。
その懸念されるのが、
       2つ目のポイント。
   「“酷暑”となるおそれも」。

過去に関東甲信地方の梅雨入りが
一番遅かった年の1つが
     2007年なんですが、
この年
暑さで有名な埼玉県熊谷市で、
  はじめて40度を超えるなど、
各地で40度超えとなる
    “酷暑”となったのです。

今年もそうなる可能性を
     小田さんは指摘します。

○日本気象協会
  小田 美穂 気象予報士
「梅雨の間は湿度も高くなるので、
 かなり蒸し暑い日が
 多くなりそうです。
 梅雨が明けてからも
 (全国的に)
 猛暑が予想されているので
    熱中症に警戒が必要です」

「関東甲信地方などで
 梅雨入りが最も遅かった
         2007年
 当時の国内最高気温を
     観測する猛暑でした。
 その記録もそのあと
   塗り替えられていますが
 2024年はこれらの記録を
 さらに塗り替えるような
 “酷暑”ともいえるような
 厳しい暑さになる可能性が十分あります」

○櫻井
「本当に大変な夏になりそうですが
 具体的に対策は
 どういうことを考えればいいでしょうか?」

○日本気象協会
  小田 美穂 気象予報士
「暑さ対策は
 体を暑さに慣らしておくこと。
 汗をかきやすい体作りをしておくこと」

「大雨対策は、
 事前に避難経路を確認すること。
 非常持ち出し用品を準備して
 いざという時に
 すぐ避難できるように
 準備をしておく必要があります」

○櫻井
雨が降り続いている地域のみなさんは、
気象庁の「キキクル」で、
土砂災害や河川の氾濫の
  危険度などがわかりますので、
       ぜひ見てみてください。

 

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