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#271 アメリカのイラン街で見えた“複雑な感情”

2026.04.27

今月18日
私が訪ねたのは、
アメリカ・ロサンゼルス。

街の一角には…

○櫻井
「ペルシャ絨毯のお店かな
 大きいですね」
「たくさんのペルシャ文字、
 イラン系の方が多いですね」

遠く離れたイラン文化の数々。

40年以上、店を構える  
サンドイッチ店で話を聞くと。

○櫻井
「この辺りにイランの方が
 多いのはなぜですか?」
○サンドイッチ店オーナー 
 メリダッド・ザデーさん(59)
「この店はこのエリアに
 オープンした初めての
(イラン系の)店です。
 その後多くのイラン人が店を
 構えるようになり、
 この通りはテヘランゼルス
 と呼ばれるようになりました」

ここは、1979年に起きた
イラン革命の影響で
多くのイラン人が移住してできた街。
イランの首都「テヘラン」と
「ロサンゼルス」をかけて、
「テヘランゼルス」と
呼ばれるようになりました。

街で多く見かけたのが…

○櫻井
「すごく大きいですね、
 かつてのイラン国旗が
 大きく掲げられています。
 たくさん、かつてのイラン国旗が」

「この辺りに国旗を数多く見たが、
 どうしてこの辺りに国旗が多い? 」
○サンドイッチ店オーナー 
 メリダッド・ザデーさん(59)
「これは革命が起きる前のイラン国旗です。
 当時の政権がイランに戻り、
 再び素晴らしい国になってほしいと
 多くの人が願っています」

イラン革命前の体制を望む人たちが
掲げているといいます。

○櫻井
「かつての体制と
 いまの体制の違いは?」

○サンドイッチ店オーナー 
 メリダッド・ザデーさん(59)
「かつての政権では自由があり、
 いまの政権は全く自由がなく、
 何も発言できない。これが違いです」
○櫻井
「いまのイラン情勢を
 どのように見ていますか?」
○サンドイッチ店オーナー 
 メリダッド・ザデーさん(59)
「私の唯一の願いは
 いまイランに住んでいる人たちが
 自由になることです。
 苦しんでいるのは私たちではなく彼らです」

いたるところで見かける
体制転換を求めるメッセージ。

○櫻井
「『イランに体制転換を、
 そして今の体制は出て行け』
 ということが書いてありますね」

イラン本国では
「アメリカによる攻撃への怒りの声」が
圧倒的ですが、
それとは異なる意見も
多く聞かれるテヘランゼルス。

その心境は複雑で、
この街に50年以上住むという
日本人に街の変化を聞くと。

○櫻井
「イラン情勢で街の雰囲気が
 変わったとかっていうのはないですか?」

○"テヘランゼルス"に
 50年以上住む日本人
「この辺はイランの圧政から
 逃げてきた人が大勢いるから
 トランプ氏の政治的な工作に
 賛成している人もかなりいる
 大きいデモの時はみんなドレスアップして、
 明るい雰囲気のデモがあった」

○櫻井
「『(トランプに攻撃を)やめろ』
 という雰囲気かと思ったら
 意外と違うんですね」

ただ、やはり現在のイラン情勢に
胸を痛めている声も。

ひときわ目を引くこちらの壁には、

○櫻井
「赤い文字で『STOP WAR』と
 書かれています」

小さな子どもや家族写真。
様々な人たちの写真が並び、
その上に書かれていた「STOP WAR」。

○櫻井
「“現体制に殺された”方々の写真と
 STOP WARの文字という。 
 戦争そのものはやはり望んでいないという
 メッセージが込められていますね」

アメリカで生まれ育った
イラン系3世の男性は。

○櫻井
「イランとアメリカの戦いは
 どう見ていますか?」
○アイスクリーム店共同オーナー
 フレディ・カシャニさん(39)
「私がそれを言うのは難しいです
 周りの人に聞くと、
 60~70年代のイランに
 戻ってほしいと望んでいる人が
 多いように感じます
 しかし、イランに住んでいる人は
 変化を求めていないようにも見えるので、
 何を言ったらいいのか難しいです」


○櫻井
「どのような状態になることを
 望みますか?」

○アイスクリーム店共同オーナー
 フレディ・カシャニさん(39)
「戦争は今すぐに終わってほしいです
 これ以上の暴力や殺人が
 起きてほしくありません

 私は宗教や政治に関わらず、
 暴力や人を殺すことには反対です
 同時にイランに住んでいる人に
 自由が訪れてほしいです。
 安全に暮らせて、経済も発展し、
 みんなが平和に日常を送れるようになることを
 願っています」

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