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#284 熊本地震から1週間…「災害関連死」防ぐには

2026.08.03

■2016年は「災害関連死」が8割
 
この暑さの中、
懸念されるのが「災害関連死」です。

 



2016年の熊本地震では、
県内で地震による直接死が50人。
そして、
この4倍以上の225人が
災害関連死で亡くなりました。
 
このうち、
熊本県が公開している
2021年3月時点の
データによりますと、
全体の半数以上の
56.9%が
1か月以内に亡くなっています。
 
当時、
DMAT=災害派遣医療チームとして
現場に携わった医師は、
発災から1か月が
災害関連死を減らす
“大切なフェーズ”だといいます。
 

■被災1週間で起こりうるリスク
 



○櫻井
「発災から8月4日で1週間
 先生が考える
 これから起こりうるリスクは
 どういったことが考えられる?」

○東京科学大学病院
 災害危機管理部長 植木穣医師
「慣れない避難所生活・車中泊で
 疲労が蓄積されている
 それによる体調の変化
 多くの余震もありながら
 なかなか緊張が
 ほぐれない状況だと思うが
 1週間もすると
 徐々にある意味慣れてくる
 疲労がたまっていることが
 顕在化してくる」

○櫻井
「2016年に地震が起きたときの
 1週間後は人々の体に変化は?」

 



○東京科学大学病院
 災害危機管理部長 植木穣医師
「片付け作業なども
 同時に行っていかなければ
 いけなくなってきて
 慣れない作業による
 疲労・ケガがありましたし
 さまざまな手続きも必要
 これも慣れないことで
 ストレスがかかる」
 
植木医師は、
東日本大震災や
能登半島地震の現場でも
医療支援を行っています。
 
○櫻井
「今回の熊本地震の
 現場の特徴は?」

 



○東京科学大学病院
 災害危機管理部長 植木穣医師
「東日本大震災・能登半島地震は
 とにかく寒い時期でした
 今回の熊本地震の場合は
 非常に暑い時期に起きた
 どちらも
 環境が悪い意味で同じだが
 寒さと暑さと
 まったく逆の現象が
 体に負担として
 のしかかっていいる
 今回の場合は熱中症・脱水症
 長期化してくると
 食中毒も出てくる」

 



8月3日、熊本市は
最高気温40℃以上の酷暑日に。
 
7月30日、車中泊をしていた
70代の女性が
熱中症の疑いで亡くなり、
初めての「災害関連死」と
みられています。

 



この“厳しい暑さ”は、
支援にあたる医療従事者にも
重くのしかかります。
 

■災害関連死 防ぐためできること
 



○東京科学大学病院
 災害危機管理部長 植木穣医師
「派遣されている隊員に関しては
 自身の安全を守るとともに
 長袖など厚手のものを着て
 医療を行っています
 しらずしらずのうちに
 汗をかいて医療従事者自身が
 熱中症になったり
 脱水症になったり
 あとはインフラが
 なかなか整わない状況だと
 いくら医療が
 熱中症の対策を頑張ろうと
 根本的な対策がしづらい」
 
○櫻井
「まさに1週間をむかえる
 防ぐためにできることは?」

 



○東京科学大学病院
 災害危機管理部長 植木穣医師
「我々 医療が頑張るのが
 1つの方法だが
 余裕のある方は
 周囲に声かけしていただいて
 困ってる方がいないか
 声をあげられない方がいないか
(フォロー態勢を)地域としてつくる
 試みをしていただければ」
 
また、植木医師は、
「自分の体と対話して
 調子の悪いところはないか
 メンタル面を含めて
 向き合うことも必要」と話していました。

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