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#206 GW…渋滞予測のプロのお仕事 とは?

2024.04.29

4月29日、午後6時半ごろ
中央自動車道では東京方面、
上りの混雑で26キロの渋滞が
      発生していました。

実は、私もこの日、
取材の帰りに東北道の渋滞に
巻き込まれ、普段より30分ほど
到着が遅れました。

そこで、
きょう私が話を聞いたのは…


高速道路の
「渋滞を予測するプロ」
大竹智貴さんです。
日本全国でも13人しかいないという
そのお仕事について
  2つのポイントで聞きました。
まずは、
ゴールデンウイーク前半戦の
「予測は当たりましたか?」

〇櫻井
「高速道路ドライブアドバイザー
  というのは、どういうことをしている?」
〇大竹さん
「ドライバーの皆様に渋滞を
 回避していただけるように、渋滞
 予測などの情報発信する
   というようなお仕事」
(※主な担当は東名高速・新東名高速)
〇櫻井
「29日は最大上り20キロの予想が、
 実際には午後7時時点で19キロ。
 ほぼ的中したが?」
〇大竹さん
「(2024年の)ゴールデンウイーク
 前半は天候にも恵まれておりまして、
 予測した条件にほぼ近かったって
 いうところで、的中というか
 近いところまで来ていたのかな
 というふうには考えています」

〇櫻井
「2024年のGWの特徴は?」
〇大竹さん
「やはり前半3連休、後半4連休と
 ある程度休みがまとまった形
 になっているので、
 後半にピークが来る
 というふうに予測してます」


大竹さんによると、
渋滞予測には主に4つの
       ポイントがあり
<①曜日の並び>
今年のように連休が2つに
分かれるなど「似ている」
過去のデータを探ります。

<②過去の天候>
<③イベントの情報>
<④社会の状況>
新型コロナが流行していた間は
渋滞も少なかったそうなんです。

こうしたデータなどを
  徹底的に集めて分析しますが、
最後は「さじ加減」の
   部分もあるということです。

そこで、もう一つのポイント
「渋滞を避ける秘訣は?」


〇櫻井
「後半戦では何日がより混雑の予測?」
〇大竹さん
「まず東名高速道路の名古屋方面へ
 向かう下り線におきましては、
 5月2日から3日にかけて、
 秦野中井インターを先頭に最大の
 渋滞=45キロが発生する予測」

「東京方向に向かう上り線では、
 5日の上り方面の東名高速道路の
 渋滞を全て合計しますと、60キロ
 程度になると考えております」

〇櫻井
「後半戦これからお出かけする方に
(渋滞を)回避するアドバイスは?」
〇大竹さん
「やはり時間帯を変えていただく。
 東名の下り線の最大の渋滞の
 5月3日に関しましては、午後
 5時以降に出発していただけると、
 1時間程度、移動時間が短縮できる
 というふうに考えてます」

〇櫻井
「予測が外れると、やはり
 がっかりするものなんでしょうか?」
〇大竹さん
「実は、外れることに対して
 そんなにがっかりすることはない
 というか、短く外れる分には
 一向に構わない」
〇櫻井
「なるほど」
〇大竹さん
「この情報によって(渋滞を)
 減らしていただければ、むしろ
 嬉しいかなと考えています」

ちなみに、
ゴールデンウイーク後半戦、
渋滞に遭いづらいおすすめの日は
「6日」最終日だということです。
例年、最終日は交通量が
     少ない傾向にある
ということですが、
【(お住まいの地域)
  ゴールデンウイーク
        渋滞予測】
         などで検索し、
快適なドライブの
     ヒントにしてください。

 

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