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#252 石破内閣「続投」か「退陣」か…"独自取材"自民党内部の考えは?

2025.08.25

○櫻井
石破首相は「続投」なのか、
それとも「退陣」となるのか。
行方を左右する
”ある数字”が判明しました。

こちら、120人。

日本テレビが
臨時の総裁選を行うべきか、
衆参議長を除く
自民党の全ての国会議員295人を
対象に独自の取材を行い、
回答があった議員の中で
「行うべき」と考える議員が
この、120人。

「必要ない」と
考える議員は41人で
「行うべき」が多い結果となったんです。

石破首相の退陣に繋がる臨時の総裁選。
実施するには、
国会議員と都道府県連の代表の
過半数172人の要求が必要です。

自民党は
9月上旬に意向調査を行う方針ですが、
現時点では「行うべき」が
かなり多いことがわかったんです。

ただ「決めていない」議員や
未回答の議員が
130人あまりいることから
総裁選の実施に結びつくか
どうかは見通せません。

一方で、世論調査では
少し様子が違っていて…。

8月22日から24日まで
NNNと読売新聞が行った世論調査では、
石破内閣を「支持する」と
答えた人は39%で、
7月から17ポイントも上昇したんです。

また、石破首相は辞任すべきだと思うか
尋ねたところ、
「思わない」は50%でした。

いっけん、
自民党議員と世論の間には
ズレがあるようにみえますが、
このナゾを
政治部・自民党キャップの江口記者に
中継で詳しく聞いていきます。

江口さん、
このズレはなぜ起きているんでしょうか?

○政治部・与党キャップ 江口友起記者
このズレを解明するには
なぜ支持率が
回復したのかという分析が必要です。

まず、この支持率の上昇ですが、
ある政権幹部も
「選挙で負けたのに支持率が
 あがることは今までにない現象」
と驚きを持ってみています。

3つの理由があります。

1つ目は、
アメリカとの関税協議や
国内で開かれたアフリカ開発会議などの
外交案件に加え、
終戦の日の首相のスピーチなど
政府としての仕事が評価をされた
という点です。

2つ目は、
国会が開かれておらず
政権が野党の追及を受ける場面が
少なかった点です。

3つ目は、
「石破おろし」を主導しているのが
 不記載問題、
 いわゆる裏金事件の震源地となった
 旧安倍派の議員と見られ
 世論の反発に繋がっている点です。

ある政権幹部は
「裏金議員が
 石破おろしに動けば動くほど
 世論は石破支持になる」
 と指摘しています。

ただ、
こうした世論の動きを
自民党内には「冷静」に
見ている議員も少なくありません。

ある中堅議員は
「民意の最たるものは選挙であり、
 世論調査ではない」と指摘するほか、
別の中堅議員も
「支持率があがろうが、敗戦の責任をとり、
 ケジメを付けなければ自民党が終わる」
 と話します。

自民党の歴史を振り返っても、
国政選挙の大敗後には
首相が責任を取る形で
辞任するケースがみられ、
党内には衆参2回の国政選挙で敗れ、
首相がケジメを取らずして
党の再生はないとの考えが強くあります。

○櫻井
さらに、どんな議員が
「総裁選を行うべき」と答えたのか、
反対に「必要ない」と答えたのか、
日本テレビが独自にデータ分析しました。

まず、前回の総裁選で
支持したとみられる候補者別でみてみると、
石破首相を支持したとみられる議員のうち
「行うべき」は20%だったのに対し、
高市氏に投票したとみられる議員では
約67%が「行うべき」と回答。

また、
小泉氏に投票したとみられる議員では
50%が「行うべき」という
結果になりました。

一方、いわゆる“裏金問題”で、
収支報告書に不記載のあった
議員のうち36人の回答を見てみると、
「行うべき」は
 約58%だったのに対し、
「必要ない」は6%ほどでした。

江口さん、
「行うべき」と回答したのは
120人ということは
不記載と関係のない議員も
多く賛成していると
いうことですか?

○政治部・与党キャップ 江口友起記者
その通りです。

今回「行うべき」と答えた
約100人は裏金とは関係ない議員で、
決して、不記載があった議員だけが
総裁選を求めているワケではありません。

石破首相の身内ともいえる
党幹部が
「ここで首相がケジメを
付けなければ自民党は終わる
 記名式でも書く」と話すなど
総裁選を求める声は、
広く党内から上がっています。

○櫻井
自民党内で広く
「行うべき」との声が
多く出ているということですが、
総裁選は行われるのでしょうか?

○政治部・与党キャップ 江口友起記者
まだ分かりません。

今回「行うべき」と考える議員は
120人となりましたが
衆参議長を除く
自民党議員全体の過半数
148人には届いていません。

意向確認が記名式や公表される場合、
「踏み絵」となり
賛成する議員は減ることが予想されます。

実際、閣僚のひとりは、
「首相は辞めるべきだが、
 記名式だと立場上、
 必要ないと答える」と話します。

また、支持率の上昇を受け、
ある政権幹部は、
「石破政権が続くのかとよぎった瞬間に、
 みんな守りに入る」とも指摘しています。

○櫻井
今週、投票時のルールを決める
総裁選管理委員会の
会議が予定されていて、
今後の動向に注目です。

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