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#272 クルーズ船で集団感染か「ハンタウイルス」とは

2026.05.04

こちら「ハンタウイルス」。
初めて聞いた方も
いるかもしれませんが、
いま世界では
「ハンタウイルス」について
感染事例が出ているんです。

WHO=世界保健機関によりますと、
5月3日、南米・アルゼンチンから
アフリカ・カボベルデへ向かう
クルーズ船内で、
6人が「ハンタウイルス」に
感染した疑いがあり、
このうち3人が亡くなりました。

また、集中治療をうけている
イギリス人の乗客からは
「ハンタウイルス」の
感染が確認されたということです。


中南米だけでなく、
ウイルスの重症度は違うものの、
中国や韓国でも
毎年、感染報告があって、
台湾でも、5月2日、
70代の男性が「ハンタウイルス」に
感染したということです。

実は、日本でも、
1960年代に大阪・梅田で
119例の感染が報告されていました。

「ハンタウイルス」は
ネズミから感染するものですが、
いまの日本には
ウイルスをもっている
ネズミがいないため
感染する心配はないといいます。

どんなウイルスなのか、
感染症学に詳しい
専門家に聞きました。

 

○櫻井
「症状・潜伏期間など
 どういったウイルス?」

○感染症学に詳しい
 大阪大学 医学部 
忽那賢志教授
「ネズミの唾液・尿・便が
 粉じんに舞って
 空気中に舞ってヒトが吸い込むと
 ヒトが感染してしまう。
 幅があるが数週間くらいで
 症状が出ます。
 症状はインフルエンザに
 よく似ていて、
 特に重症化する人にとっては
 肺に強い炎症が起こって
 息苦しさや呼吸困難が出る」


 

致死率も数十%あるという
「ハンタウイルス」。
ごくまれにヒトからヒトへ
感染することもあるといいます。

○櫻井
「クルーズ船で
(ハンタウイルスが)確認されたが
 なぜ起こったと考える?」


○感染症学に詳しい
 大阪大学 医学部 忽那賢志教授
「ネズミが船の中に入り込んで
 粉じんを吸い込んだ場面が
 あったんだと思う」

○櫻井
「今後、船などでウイルスが
 持ち込まれてしまう可能性
 というのもゼロではない?」

 

○感染症学に詳しい
 大阪大学 医学部 忽那賢志教授
「海外から動物などが
 入り込む可能性があるので
(検疫所では)港のネズミを
 定期的に調べているが
 これまでのところウイルスの検査で
 ネズミが持っている事例はないと。
 今の時点で日本に入ってくるリスクは
 極めて低いと考えてよいかと思います」


一方で、いま日本国内でも
感染が急増しているのが「はしか」。
2026年に入って確認された
患者数は362人にのぼり、
2025年1年間の患者数から
すでに1.5倍ほどになっています。

ゴールデンウイーク後半で、
海外旅行から帰ってくる人が多い
連休明けの懸念について聞きました。


 

○感染症学に詳しい
 大阪大学 医学部 忽那賢志教授
「外国人の方が(持ち込む)、
 ということもあるが
 日本から海外に旅行して
(はしかに)感染して
 戻ってこられる人も増えている状況
 特に連休明け
 潜伏期というものがあるので
 そこから2週間後
 これからさらに
 増えていく可能性がある」


 

忽那賢志教授は、
2回ワクチンを打つことが
予防になるとしていますが、
25歳から54歳くらいの人は
1回しか接種していない
可能性があるため、
母子健康手帳や
抗体検査などで確認し、
ワクチン接種をして
免疫を作ることが大切だと
話していました。

 

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