#280 イラン・2000万人の「国葬」とは?
■イラン国葬 ハメネイ師の「葬列」行われる
イランでは前の最高指導者・
ハメネイ師の国葬が行われ、
6日にはそのハイライトとなる
「葬列」が行われました。
現地で取材を続けている
本岡記者に中継で聞きました。
○NNN本岡英恵記者
「一連の葬儀は
3日目を迎えました。
葬列は6日の午前8時から
さきほど午後5時に終わり
9時間以上にわたって
行われていた
ということになります」
「葬列が行われているエリアは
人で埋め尽くされ
現地のメディアは一時、
『人が多くて
棺を運ぶのが止まっている』
などと伝えていました。
国を挙げての葬儀
だということがわかります」
○櫻井
葬儀のここまでをまとめました。
■6日葬列 “2000万人参列”ハメネイ師国葬
テヘラン中心部を埋め尽くした
人、人、人。
6日、故ハメネイ師の
棺が葬儀会場から運び出され、
「葬列」が始まりました。
イラン側が
およそ2000万人が参列する
としている、一連の葬儀。
イランの前の最高指導者
アリ・ハメネイ師は今年2月、
アメリカと
イスラエルによる攻撃で
殺害されました。
○参列者
「なぜ他国の人たちが
私たちの指導者を殺すことが
できるのか、理解できません。
アメリカの人々は好きですが
政府は好きではありません」
そして、
今回の葬儀のハイライトとなる
6日の「葬列」
特別に設計された車両が
市内の広場や通りを進みました。
○NNN本岡英恵記者
「ハメネイ師の棺を乗せた
車が来ました」
「ハメネイ師の棺に向かって
人々が叫んでいます」
一方で、葬儀には各国の要人や
イランのペゼシュキアン大統領も
参列していますが、
現・最高指導者で息子の
モジタバ・ハメネイ師は
姿を見せていません。
■イラン国葬 後継者モジタバ師 姿見せず
○櫻井
「取材を続けている本岡さん。
6日の葬列には、
混乱もあったのでしょうか」
○NNN本岡英恵記者
「きのうの深夜まで詳しい
ルートも時間も知らされず
スタート地点が変わるという
混乱もありました。
それでも、
政府の熱心な信者たちは
36℃という大変暑い中、
黒い服を着たまま
歩いて、棺をひと目
見にいこうとしていました」
「一方で、現在の最高指導者の
モジタバ・ハメネイ師は
姿を見せていません。
ニューヨーク・タイムズは
『モジタバ師本人は
参列を希望しているものの
警備から暗殺などの
懸念を指摘され
姿を見せていない』
と報じています」
○櫻井
「本岡さんは、今回トルコから
陸路で14時間かけて
テヘラン入りし、
取材を続けました」
■イラン国葬 熱中症対策も・・・参列呼びかけ
○NNN本岡英恵記者
「たくさんキュウリが
配られています」
「キュウリもらったんですけど
塩が付いていておいしいです。
熱中症対策が考えられている
と思います」
連日、30℃を超える暑さに
見舞われているテヘラン。
葬儀会場でも、
熱中症対策でしょうか
大量のミストがかけられている
様子が見られました。
○NNN本岡英恵記者
「今回の葬儀のために
政府が用意したということで
みなさんもらっていきますね」
「これ、組み立てると
帽子になります」
「帽子や食事やおそらく旗も
(政府が)用意している
という状況です」
「朝5時をすぎたところですが
多くの人が集まっています」
国を挙げて葬儀に人を集め、
国民の結束をアピールしたい
イラン政府。
大統領も国民に参列を
強く呼びかけていました。
○NNN本岡英恵記者
「このようにカメラを向けると、
カメラに見せるように
スローガンを叫びます」
○デモ参加者
「アメリカに死を!」
■6日葬列 ハメネイ師 いま国葬の狙い
○櫻井
「本岡さん、取材をしてみて
イランがこのタイミングで
国葬を行った狙いを
どう感じましたか?」
○NNN本岡英恵記者
「イラン政府は今回
世界中のメディアを集めていて
約2000万人が
参加するという
この一連の葬儀を
国の「団結」として
世界中にアピール
したいと思っています」
○櫻井
本岡さんに伝えてもらいました。
アメリカとの
戦闘終結に向けた協議は
ハメネイ師の国葬のあとに
再開されるとみられています。