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「大阪・関西万博」閉幕  “持続可能な万博”と復興の未来

2025.10.13

13日午後3時ごろ、
閉会式で朗読した櫻井さん。
出番の3時間ほど前に
zeroのキャスターとして、
万博を取材しました。

○櫻井
「大阪・関西万博
 きょう最終日を迎えます
 シンボルとなりました
 こちら大屋根リングには
 最後の日を惜しむかのように
 たくさんの方が足を運んでいます」

「いのち」をテーマに
”持続可能な万博”を掲げた会場で
話を聞いたのは。

○櫻井
「今日はよろしくお願いいたします」
○建築家
 坂茂さん
「よろしくお願いします」

建築家の坂茂さんです。
坂さんは「海の持続性」などを
テーマにしたパビリオンを設計。
その建物は閉幕後、
坂さんが設計を担うモルディブの
リゾート施設への移設が予定されています。

○建築家
 坂茂さん
「どうやってその後の資材を
 使うかっていうことを
 ずっと考えたんですね
 リサイクルでなくリユースにしよう
 というふうに考えました」

○櫻井
「海がつなぐというか
 日本からモルディブへ
 ブルーオーシャン・ドームが
 架け橋になるような
 すてきなプロジェクトですね」

さらに。
もうひとつ考えているというのが
万博のシンボル
「大屋根リング」の未来。

それが―。

○建築家
 坂茂さん
「これだけたくさん建物を解体するわけで
 その後どうなるんだろうということが
 持続可能な万博をうたった以上
 非常に重要になってくる
 2024年から取り組んでる
 能登の復興に一部を
 使わせていただけないかなと」

能登半島地震の復興住宅への再利用です。

これまで多くの被災地で
復興住宅を手がけてきた坂さん。
2024年、仮設住宅で初めてとなる
木造2階建ての建物を設計しました。

○櫻井
「実際に大屋根リングを使用する?」

○建築家
 坂茂さん
「柱とはりに使用して
 床材もパネル使ってるが
 なるべく切らずに
 この太さのまま使っていこうと」

ただ・・・。

○櫻井
「再利用することの難しい点は?」

○建築家
 坂茂さん
「建てることには問題ないが
 一番の問題は解体が
 元々再利用するように
 計画されてなかったので
 再利用できるように解体するのは
 とても大変でお金がかかる」

再利用のために
”きれいに解体しなければならない”
という課題も。

○櫻井
「万博のレガシーや
 震災の復興の思いを
 どのように継いでいく?」
○建築家
 坂茂さん
「第二の人生・使い道を
 ちゃんと考えるべき
 復興には色んな人が集まる話題も
 必要ですから
 このリングで住宅になった
 ということであれば
 外からもみんな見に来て
 くださるんじゃないかなと
 元々リングだったものに
 我々は住んでいるんだと
 誇りを持っていただければいいなと」

ついにフィナーレを迎えた
大阪・関西万博。

”復興の輪”は
未来へつながっていきます。

 

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