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#276 国連・グテーレス事務総長に聞く気候変動

2026.06.01

■国連トップに聞く「SDGs」
 
5月に来日した
国連のグテーレス事務総長。
メディアの中で唯一、
zeroの単独インタビューに応じました。


櫻井キャスターが国連の機能不全や、
核兵器問題と共に聞いたのは―




〇櫻井
「SDGsに関しても

 お伺いしていきたいと思います。
 2030年までの達成を
 目標としているにもかかわらず、
 現在その3分の2程度は
 達成のめどが立っておらず、
 中には後退しているものもありますが?」
 
〇国連
グテーレス事務総長
「SDGsは苦しい状況です。
 SDGsは間違っておらず、
 私たちが必要としている
 正しい方針です。
 ただ、達成するための
 リソースは欠けています」
 
資金不足などにより、
目標達成のめどが立っていないSDGs。
中でもグテーレス氏が強調したのは―
 

■国連トップに聞く「気候変動」


 

〇国連
グテーレス事務総長
「地球温暖化は加速しています。
 気候変動はいまだに
 手におえない状況にあります」
 
地球温暖化の問題です。
2023年、グテーレス氏は
世界にこう警告していました。




〇国連
グテーレス事務総長
「地球温暖化の時代は終わり、
 地球沸騰化の時代が到来したのです」
 
「地球沸騰化」。
この言葉は、この年の日本の
新語・流行語大賞に選ばれました。
 
発言の翌年2024年は、
世界で「観測史上最も暑い年」に。




櫻井キャスターがこの年に取材したのが、
気候変動対策を訴える
国連の恐竜キャラクター
「フランキー」です。
 
〇フランキー
「僕は絶滅に詳しい。
 人間が気候変動を
 そのままにしておいて、
 自分たちで絶滅させることほど
 バカバカしいことはない」
 
〇櫻井
「以前国連開発計画の
 フランキーを取材したとき、
 このまま気温上昇が続くと
 絶滅の危機だと訴えていたのが
 印象的でした」




〇国連
グテーレス事務総長
「世界は石油に依存してきました。
 肝心なのは、化石燃料から
 再生可能エネルギーへの移行を
 加速することです」
 
グテーレス氏は今まさに
それができるチャンスだと言います。
その背景にあるのが、中東情勢です。
 
○国連
グテーレス事務総長
「ホルムズ海峡を封鎖しても
 太陽エネルギーや風力エネルギーに
 影響はありません。
 封鎖しても太陽は消えないですし、
 風がやむこともないです」
 
世界中で石油の供給不安が続く中、
石油に依存しない
「再生可能エネルギー」の
必要性を訴えました。




○国連
グテーレス事務総長
「再生可能エネルギーは
 エネルギー安定化を保証する
 唯一の手段です」
  
ただ、再生可能エネルギーの拡大は
まだ十分に進んでいません。


■国連トップに聞く「この先の10年」
 
国連のトップを務めて10年。
グテーレス氏は、
2026年末に退任することが決まっています。
 
○櫻井
「国連のトップとして振り返ってみて、
 この激動の10年を
 どのように捉えていらっしゃいますか?」




○国連
グテーレス事務総長
「紛争が激増し、格差が拡大し、
 気候変動は手に負えず、
 AIなどの発展している技術を
 まだ十分にコントロール
 できていない世界で、
 我々は非常に危機的な状況にいます。
 だからこそ、今まで以上に
 このような時代の流れに
 対処する力を持っている、
 国連のような機関が
 重要となってきています
 これから先の
 10年をさらに悪化する
 10年にするのではなく、
 復興の10年にするのです」

 

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