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#292 フランス“大規模デモ” 家族語る「高校でデモの兆候」

2026.10.12

■生徒訴え「イスも教師も足りない」

警察官らが集まっていた
フランス・パリ郊外にある高校。

○佐藤篤志 NNNパリ
「抗議の一環でしょうか
 火で燃えたような状況ですね」

生徒が私たちに訴えたのは…。



○高校1年生
「コンテナみたいな教室で
 授業を受けています
 教室の中は暑すぎました
 息苦しくて大変でした
 それに保健の先生も
 足りていません」

一部が暴徒化し、
これまでに6800人以上が
拘束されるなど、
フランス全土に広がっている
大規模デモ。

高校生が中心となって
訴えているのは、
「教員不足」や
「学習環境の改善」です。

実際、デモが広がる
きっかけとなった
こちらの高校では…。



「温度計はありませんが
 外と比べるとおそらく
 約5~6度高いと思う
 壊れたイスです」

壁に亀裂が入り、
トイレは、便座もペーパーもなし。

○高校生
「水漏れはするし
 イスや机も足りないし
 先生も不足しています」

○記者
「イスはどれくらい足りない?」

○高校生
「1クラスにつき3~4脚は
 足りなくなっている」

教員からも…。



○歴史・地理の教師
「教員も圧倒的に不足しています
    この高校だけでなく
 郊外や地方の
 多くの高校生たちが
 劣悪な学習環境に
 苦しんでいます」

私が約3週間前に
パリに行った時は、
デモの兆しもなく
こうした事態になっていることに
驚きました。

私は、当時取材した
パリに住む家族に
再び、話を聞きました。

■大規模デモ…パリの街が一変

イエットマンエッフェル由紀子さん。

○櫻井
「いま(フランスは)
    どのような状況になっている?」



○パリに住む
 イエットマンエッフェル由紀子さん

「(前回取材の)翌日から
 ちょうど始まったような状態
 その時はそんな風になるとは
 私たちも思ってもなかった」

この数週間で、
状況が一変したというパリの街。

■パリ中学校「1か月教師いない」



由紀子さんには、
同じ私立の中高一貫校に通う
高校生と中学生の息子がいますが、




二男・アシルさんの学校で
9月、教員が足りない事態に
直面したといいます。



○パリに住む
 イエットマンエッフェル由紀子さん
「9月から新学期が始まったが
 1か月間理科の先生が
 見つからなくていなかった
 穴埋めするために
 すごく授業が早い
 学校のトイレは汚いから
 使いたくないって言っていた」

■「デモの兆候」高校から連絡

○櫻井
「お子さん(長男)の学校は
 どういう状況?」

○パリに住む
 イエットマンエッフェル由紀子さん
「10月9日に
 学校からのメールで
 『10月12日から
 デモみたいなことを
 やろうとしている生徒がいる』
 ということを
 学校側も認識していますと」

取材した時点で、
長男・アリオンさんから
連絡はないため、
学校でデモは起きていないのではと
話します。



一連のデモを受け
フランス政府は、
2027年度の教育予算を
11兆円規模に増やし
教員不足対策として、
臨時の教員3000人ほどを
増やすことを発表しました。

■デモ呼びかけも…家族の思い

一方で、あす10月13日、
再び行われようとしているデモ。

○櫻井
「10月13日もデモが予定されている
 どう受け止めている?」



○パリに住む
 イエットマンエッフェル由紀子さん
「(息子が)デモに
 参加したいと言った場合に
 自分はどうしようかなって
 今回初めて考えた
 自分が参加しようって
 意思はないと思うが
 学生が何か言いたい時に
 これ(デモ)しかやり方がない
 自分たちの声が届かない
 ストレスみたいなのが
 すごい元々あるんだなって
 すごく感じた」

○櫻井
「保護者として望むことは?」



○パリに住む
 イエットマンエッフェル由紀子さん
「特に受験生ということもあるので
 自分が抱えているストレスとか
 そういうものを感じずに
 勉強に集中できるといいと思うが
 しばらくは
 ちょっと難しいなんて
 思いながら見守っていきたい」

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