#258 “女性殺害事件”被害者遺族が歩んだ26年
1999年の事件発生以来
容疑者逮捕の日を
待ち続けてきた奈美子さんの夫、
高羽悟さん69歳。
3日、お話を伺うことができました。

○櫻井
「容疑者逮捕から3日。
今どのような思いが
胸にありますか?」

○高羽悟さん(69)
「もう26年間、自分なりに
意識してきた犯人のイメージと
全く違ったので、
ちょっとびっくりしている
状況ですね。
本当に奈美子に
悪いことしたなって」

逮捕された安福容疑者と
夫の悟さんは高校の同級生。
同じ部活に所属していました。

○高羽悟さん(69)
「自分の関係者だとは
思わなかったから、
奈美子と息子には
謝らないといけないなと」
「ただ、かわいい姪っ子たちは
『決しておじさんの
せいじゃない』
『犯人が悪いので、そんなに
心配することはないよ』
といってくれるのは
ありがたい」

母・奈美子さんが
殺害された当時、
息子の航平さんは2歳。
その時、
航平さんは室内にいましたが、
無事でした。

○航平さん(当時3歳)
「ママどうして死んじゃった?
知らないおばちゃんと
ケンカして死んだの。
ケンカして」
26年間、歩み続けてきた
悟さんと航平さん。

2人は殺人事件の被害者遺族の会、
「宙の会(そらのかい)」の
幹事をつとめています。

遺族たちとともに
殺人事件などの「時効廃止」を求め
事件から11年後の2010年に
時効は撤廃されました。

○櫻井
「ある(未解決事件の)
ご遺族の方が
『諦めかけていたが、
光が差して
次は自分かなと思えた』
ということを
おっしゃっています」
○高羽悟さん(69)
「私も本当にうれしいですし、
犯人が捕まっていない
遺族の方には
まだまだ捕まる
可能性があるので、
頑張ってほしいなと
思っています」
○櫻井
「(容疑者の逮捕に)
たどり着くには
やはり時効の撤廃も
大きかったのかなと
思いますけれども」
○高羽悟さん(69)
「本来だったら約10年前に
時効を迎えていたような
事件だったので、
本当に(時効撤廃の)おかげで
容疑者を捕まえることが
できましたし、
他の方にも(事件解決が)
続いてほしいな
という気持ちでいっぱいです」
○櫻井
「今回の(容疑者)
出頭の決め手に
DNAの一致という
点もありました」
○高羽悟さん(69)
「私の場合は
優秀な刑事さんと出会って
『いままでの警察署が持っている
リストの中に
絶対犯人がいるから』
『1つずつ潰すことが
大事なので』
という捜査方法で
やっていただきましたんで」

これまで警察が話を聞いたのは
5000人以上。
2024年、この中から
DNAや事情の収集などが
足りていない
数百人を抽出し、
今年にかけて改めて調べを進め、
容疑者逮捕に至ったといいます。
○高羽悟さん(69)
「(容疑者を逮捕した)
その刑事さんはすごいんですが
刑事さんの能力の高さ、
マンパワーだけで
事件が解決したり
解決しなかったりするのは
本当に遺族にはつらいこと」
「やっぱりアメリカのように、
DNA(捜査)に
一歩踏み込んで
遺伝子情報に基づく
似顔絵を早急に作るような
体制にしていただければ」

○櫻井
「海外のように、DNAから、
例えば似顔絵を作るとか
より科学的な捜査の力になれば
というところは、
大きいですか」
○高羽悟さん(69)
「それにはやっぱり
警察庁の方で
DNAの遺伝子情報を
ちゃんと使うと。
そういったことの法整備を
してもらいたいと
思っています」