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#285 千葉豪雨…「都市型水害」の課題は

2026.08.17

■対策進めるも“想定超えの雨”

こちらは今回被害が大きかった
千葉市中央区の様子です。

このように、
排水が追いつかないほど
道路が冠水しているのが分かります。

都市部でも
大規模な水害に見舞われた今回の豪雨。

ただ、千葉市は以前から
雨への備えを進めていました。

これは、大雨が降った際に
雨水を一時的にためる貯留槽です。

千葉市では、1時間あたり
65.1ミリの雨を想定して
こういった貯留施設をつくるなど
対策をとってきました。

この65.1ミリは、
国交省が雨対策のガイドラインとしている
1時間に50~60ミリ台という
基準値の中でも多い雨量です。

それでも、今回千葉市では
その想定雨量の倍近い
1時間あたり115ミリを記録し、
大きな被害をもたらしました。

水害や冠水リスクに詳しい専門家は
このような大規模な被害を受けたのは、
都市ならではの理由があると話します。

■「内水氾濫」で被害拡大か

○櫻井
「市内での被害がここまで
 拡大した原因というのは
 何だと考えられますか?」

○京都大学防災研究所
 川池健司教授
「川から水が溢れたとか
 堤防が決壊して
 水が上がったと言うよりも
 雨がその場で氾濫する、
 いわゆる内水氾濫が原因で
 起こったものだと考えている。
 都市部に降った雨が通常だと
 下水道に集められて、
 ポンプで川に 排出されたりするが、
 下水が飲み込める以上の
 強さの雨が降った。
 雨が行き場を失って都市で
 氾濫を起こしてしまう」

都市部を襲った
想定を大幅に上回る雨。
ただ今後、今回のような
雨量の対策を進めるにも
長い期間が必要だといいます。

■“想定超えの雨”できる対策は

○京都大学防災研究所
 川池健司教授
「太い管を併設してつなげるとか
 そういった下水管を
 補強することがまずあるが
 ただ時間がかかるので
 下水に流れ込む水を
 ちょっと逃がしてやる。
 貯留施設を(新たに)つくって
 一時的に雨をためて
 下水に流れ込む水の量を抑える
 そういった方向で進める必要がある」

○櫻井
「目安どのくらい?」

○京都大学防災研究所
 川池健司教授
「年単位、10年単位」

実際、zeroが千葉市に話を聞いたところ
「今回レベルの対策をするとなると、
 道路の下すべてに
 雨水管を引かなくては
 いけないくらいだが、
 現実的ではなく、
 明確な対策は見えていない」
と話していました。

“日本全国どこで起こっても
おかしくない”という豪雨災害。
私たちにできることは。

○櫻井
「ハザードマップを見て
 どう対応するか想定するが、
 何を頼りにすればいい?」

○京都大学防災研究所
 川池健司教授
「ハザードマップにも
 いろいろな種類があって、
 今回のように内水氾濫に対して
 危険なエリアを示している、
 『内水ハザードマップ』というものもある。
 洪水・内水・土砂災害・高潮・津波
 ため池が決壊したときの
 『ため池ハザードマップ』もつくられている
 今ざっとあげただけでも
 6種類くらいある。
 異なるハザードに対して
 備えていただくということも
 大事になってくると思う」

また、川池教授は、
「汚水が溢れてきていることもあるので、
 手足の消毒だけでなく
 家屋内の消毒など
 衛生面も気をつけてほしい」
と話していました。

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