#283 高市内閣“最新支持率”下落でどうなる?
■高市内閣 支持率急落・・・発足以来最低に
○櫻井
高市内閣の支持率は、
去年10月の政権発足から
70%、60%台の
高い水準を続けてきましたが、
7月24日から26日まで
行われた世論調査では
前回から12ポイント
下がって57%と、
政権発足以来初めて
50%台に下落しました。
この支持率低下について、
高市首相は周辺に対して
「激落ちだ」と
危機感を示した一方、
27日午前の国会では、
「原因に関してはわかりません」
そして、午後6時からの
記者会見では
この国会の反省点はと問われ
「反省点というのはございません」
などと述べています。
高市首相の会見にも出席した
日本テレビ政治部官邸キャップの
矢岡亮一郎さんに聞いていきます。
高市首相、矢岡さんの質問に
「反省点はない」と
答えていましたよね?
○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
私としては、支持率の低下、
世論調査は国民の声の表れですから、
支持率が下がった
反省点を促すデータも踏まえて
尋ねたつもりでしたけれど、
「反省点はない」
あえて言えばということで、
「マーケットへの発信」を
(首相は)言っていましたが、
「ない」という言葉には、
少し驚きました。
世論調査のデータから
わかったことがあります。
それが「無党派層の支持離れ」なんです。
政権発足直後の去年10月に
63%あった無党派層の支持率が
今回は41%と、
22ポイントも下がっています。
○櫻井
この無党派層というのは
どういった特徴が
あるんでしょうか。
○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
無党派層というのは
特定の支持政党がない、
「移ろいやすい層」とも言えて
私たちも政権の評価を見る上で
いつも参考にしているんです。
○櫻井
では、なぜその無党派層の方々が
離れたんでしょうか?
○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
閣僚経験もある自民党のベテランは、
「政策の優先順位を間違えている」と
厳しく批判しています。
今回の世論調査で、
「物価高への対応」を
聞いたところ、
無党派層では8割が、
与党支持層でも5割を超える人が、
物価高対策に不満を持っています
それと、もう一つ
世論調査から
分かったことがあります。
高市首相は重要な法案や政策を
「国民に十分説明していると
思いますか?」
という質問をしたんですけれど、
無党派層の7割を超える人が
「思わない」と
答えているんです。
■高市首相 “国会への出席”なぜ短い?
○櫻井
この国会では、高市首相の出席が
なかなか実現しない
場面もありました。
特に重要な課題について
首相出席のもとで話し合う
「予算委員会の集中審議」への
出席時間を調べてみますと…
おととしの岸田元首相は
およそ74時間。
去年の石破前首相は
およそ91時間
だったのに対して
今年の高市首相はきょうまでに
およそ38時間と、
石破前首相の
半分以下となっています。
矢岡さん、この点もきょう
高市首相に聞いたんですよね。

○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
集中審議が少ないと指摘された点、
それから、欧米の首脳は、
国会への出席日数が
日本よりずっと少ない点も踏まえて、
首相に「国会改革」を
する考えはないのか、尋ねました。
首相は、
イギリスの例などを挙げながら、
9か月間、首相を務めて
「日本が向かうべき方向性、
国家像を腰を据えて、
戦略的に考える時間が
取れない」とは
話していましたが、
「国会の要請があったら
出席して誠実に答弁している」
と従来と同じ回答もありました。
○櫻井
そうすると、
国会は出席を要請していない
ということなんでしょうか。
○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
結果的には、今回は国会が
要請をしていないケースが
多かったと思います。

というのも、
首相「が出席する「集中審議」を
開くには「与野党」の
合意が必要なんですが、
高市首相自身が
「出席に消極的な意向」を与党
自民党側に伝えていたために
「与野党の合意」が
得られなかったことや、
与野党で合意したあとも
首相官邸側が日程を出さない
といったことがあったと
取材ではわかっています。
出席が少なかった背景には、
首相自身の判断も
影響していた側面もあったと
私たちの取材ではみています。
■支持率急落 今後の政権運営への影響は
○櫻井
では、この支持率の急落は
今後の政権運営にどんな影響を
与えそうでしょうか?
○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
今回気になったのは数字が、
自民党の支持率も
8ポイント下がった点です。
こうなりますと、
自民党内も動揺が始まる
可能性があります。
自民党議員からは、
「消費税は下げないと
支持率はもっと下落する」
と焦りの声も挙がっています。
今後、こうした不安の声が
「高市首相離れ」につながるのか、
ターニングポイントになる
可能性もあります。
■消費税減税 飲食料品税率1%で方針固める
○櫻井
まさに放送内で、政府は、
飲食料品の消費減税について、
2027年4月から2年間、
税率を1%に引き下げる
方針を固めたという
ニュースをお伝えしました。

○政治部官邸キャップ
矢岡亮一郎 記者
自民党内では、
麻生副総裁や鈴木幹事長らが、
減税に反対している
国民民主党との連携強化、
さらには連立拡大を模索して
接触を続けてきました。
そのため、この2人も
消費減税には慎重なスタンス
とされています。
高市首相は28日、
麻生氏・鈴木氏と会談する
見通しなんですけれども、
2人を説得できるか、
政権運営のターニングポイントに
なりそうです。