#253 防災の日…“解体中”ビル使った実践訓練
訪ねたのは、
東京・丸の内にあるビル。
実は、ここ…。

○三菱地所 総務部
大原 亜未香さん
「現在 解体中のビルで
横を見ると、
まだガレキがたくさんあります」

こちらは、地下1階。
○櫻井
「上を見ると、
まさに解体中のビルですね」
この場所で、防災の日の9月1日に
行われたのが…。

○警察、消防
「誰かいますかー!
誰かいますかー!」
「要救助者!」
“解体中”のビルを使った
防災訓練です。
このフロアでは、
震度7クラスの地震でビルが損壊。
多数のケガ人がいると想定し、
警備犬やドローンを使って
捜索・救助する訓練が
行われていました。

丸の内エリアに本社がある
不動産大手の三菱地所と
警視庁、東京消防庁が連携して
「実践形式」で行われた訓練。
きっかけは、102年前に起きた
関東大震災でした。

○三菱地所 総務部
大原 亜未香さん
「100年前の関東大震災が
起きたとき、
我々のビル自体も大きな被害を
受けているんですが、
三菱診療所をすぐ建てて、
無料で飲み物を提供したり
治療をしたり
そういったものを
開発業者としてやるべきという
マインドが過去からありまして」
防災訓練は、今回で99回目。
○要救助者
「助けてー!」
オフィスビル街で行われたのは、
火災を想定した、
逃げ遅れた人の救助や
放水訓練です。

○消防
「一斉放水はじめー!」
また解体中のビルだからこそできる、
こんな訓練も…。

○消防
「ここが現場です。
中に被災者が
2名閉じ込められています。
ドアが変形して開きません。
こちらの救助をお願いします」
エンジンカッターで
激しく火花が散り、扉を破壊。
これは地震で、扉が開かなくなり
中に閉じ込められた人を
救助する訓練です。
○消防
「ドア開放オッケー、
担架で搬送!」
訓練は、あらゆる状況を想定して
行われていて…。

○三菱地所 総務部
大原 亜未香さん
「ガラスを壊したら
カギを開けられそうですが、
ビルによっては
ドアにガラスがないビルもあります。
ガラスは壊していますが
ガラスがなかったことを想定して、
エンジンカッターで切っています」
○櫻井
「あらゆる場面・素材も
想定しながら
幅広い対応ができるように?」
○三菱地所 総務部
大原 亜未香さん
「そのとおりです」

○櫻井
「解体作業しているビルでないと
できない訓練ですよね。
丸の内エリアは
利用者も多く
たくさんの方が行き交う街です。
日々利用される方に
どのようなことを
心がけてもらいたいですか?」

○三菱地所 総務部
大原 亜未香さん
「いつか起こるかもしれないけれど
確実に起こるわけではないので、
意外と分かってはいるけど、
備えられていない、
意識がないという方もいる
と思います。
防災イベントをやっていて、
体験をしてみて、
『防災の意識が向上したな』とか、
『考えてみよう』とか、
微力ながらきっかけになったら
いいと思っていまして、
そういう訓練も
アップグレードしたいです」
防災の日が制定される
きっかけとなった
102年前の関東大震災は
死者・行方不明者が
10万人を超えました。
震災はいつ、どこで、
起こるか分かりません。
防災の日が、
自分や家族の防災について考える
きっかけになればと思います。