• キキコミ

#204 報復攻撃から一夜、イスラエルの日本人は…

2024.04.15

イスラエルに住む日本人に
報復攻撃から一夜明けた
現地の様子を先ほどうかがいました。
ポイントは2つ。
「攻撃の瞬間、一体何が?」
「一夜明けた街の様子は?」

イスラエル在住で
取材コーディネートやガイドなどを行う
オトマズギン順子さん。

 

○櫻井
「イランによる報復攻撃から一夜、
 今どういう状況でしょうか?」

○イスラエルで暮らす日本人
 オトマズギン順子さん
「今日はもうほとんど
 普通の日に戻っています」
「きょうから学校など
  活動できるようになっています」

○櫻井
「攻撃を受けたそのときの市内の様子は
 どういった状況だったんでしょうか?」

○オトマズギン順子さん
「なんかボンって扉が誰かが
 ドンドンとやったような
 音がしたんですよ。
 なんでだろうなと思って
 その後にボンととかして、
 (迎撃の)爆発の音がして、
 その後にサイレンが
 鳴り出したかたちです。
 風圧があって扉がガタガタと揺れたり、
 ドアが少し揺れたり。
 私達これが最初のことでもないので、
 何度かこういうことを経験しています」

 

○櫻井
「そんなに攻撃というのは
 冷静に受け止められるものですか?」
 
○オトマズギン順子さん
「20年こういう状態ですので。
 日々、誰かが死んでいく…
 そういう状況の中で
 日常は過ごしてるけども、
 必ずしも、なんていうのかな…
 100%ハッピーなわけじゃないですよね。
 子どもたち本当にかわいそうなのが
 コロナがあってやっと学校が始まって
 やっと普通に生活が戻ったと
 思ったところで戦争が始まって、
 まだ学校生活が不安定になっていって、
 そういうのもなんだかんだ言って
 半年続けていくっていうのは、
 それが私達の日常への影響だと思う」


「きょうに始まったことじゃない」
という話も印象的だったんですが、
これまでの経緯についてまとめます。

4月1日、
シリアのイラン大使館の
関連施設に空爆があり、
「イランの革命防衛隊」の幹部ら
13人が死亡しました。
イランはこの攻撃を
イスラエルによるものとし、
13日、イランからイスラエルへ 
300以上の無人機やミサイルが使われた
報復攻撃が行われました。
(イスラエル軍による)

実は、両者には長い対立の歴史があります。
1979年にイランで
「イスラム革命」が起きると、
イスラム教シーア派による革命政府が誕生。
反アメリカ・反イスラエルの姿勢を
強めるようになりました。

今回、きっかけとなった
イラン大使館への空爆は
イスラエルによるものとみられていますが、
背景にはイスラエルを
囲むように存在する敵の存在。

①パレスチナ自治区ガザを拠点とする
 イスラム組織ハマス
②レバノンのイスラム教
 シーア派組織ヒズボラ
③イエメンの反政府武装組織
 フーシ派
などをイランが支援していることが
あるとみられます。

 

こちらの記事もオススメ!