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#039 成人式2023年問題

2020.01.13

令和初の「成人の日」。
およそ122万人がおとなの仲間入りをしました。
みなさん、おめでとうございます。

いま成人式をめぐって
各自治体が頭を悩ませている問題があります。

それがこちら、「2023年はどうする?」です。

現在、成人になるのは20歳ですが、
2022年4月からはこれが18歳に引き下げられます。
このため翌2023年の「成人の日」だけは 
18歳・19歳・20歳になる人が新成人と呼ばれます。

そこで2020年の新成人に聞きました。
その場合、何歳で成人式に出るのがいいのでしょうか?

○18歳で成人式がよい
「18歳ですね。
  その年齢で成人になるということなので
  この年から自覚を持つために」

○20歳で成人式がよい
「絶対20歳でやりたいです、私だったら。
  18歳だと大学の試験とか色々控えている人も多いし」

○何歳でもよい
「どっちでもいい。
  もともと元服(奈良時代以降の成人儀礼)は
  もっと若かったわけですから
  下げる分にはかまわないと思う」

「2023年の成人式の対象年齢をすでに決めている」
という67の自治体のうち
61が「20歳になる人だけを対象」にするといいます。

北陸地方のある町は当初は18歳19歳20歳の
「合同成人式」を考えていたそうなんですが
壁に直面したといいます。

それは、3年分の新成人が入る大きなホールがない、
さらに町内の着付け業者や髪をセットする美容院が足りなくなる、
という懸念です。
このため現状は「20歳だけを対象」にしようと考えているそうです。

京都市も「20歳だけを対象」にします。
18歳を対象にしない理由は多くの自治体に共通しますが
高校生は大学受験や就職活動で多忙な時期だというものです。

また、着物文化の発展のためという面もあるそうです。
18歳だと高校の制服で出る人もいるかもしれないですよね。
各自治体、これから本格的な検討に入ります。

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