• プライチ

#123 「脱マスク」日本では…?

2022.05.02

海外でみられる“脱マスク”の動き、日本はどうなのでしょうか?

そもそも日本は韓国などとは違い、マスク着用は義務ではありません。

ただ様々な場面でマスク着用をお願いされていることもあり、
このように外でもほとんどの人がマスクをしています。

こうしたなか先週、専門家から気になる発言がありました。
国立感染症研究所の脇田所長は、
「これから気温・湿度が高くなり熱中症のリスクもあるので
 屋外で人との距離が十分ある場合はマスクを外すことが推奨される」と国会で述べました。

では、韓国のように“暑さに関係なく”屋外でマスクを外すのはどうなのか?

番組のツイッターでみなさんに聞いてみました。

「屋外で」「人との距離が十分ある」「会話しない」という条件で
マスクを…
①「外す」
②「国や専門家が勧める場合は外す」
③「感染の波が落ち着いていたら外す」
④「外さない」この4択で聞きました。
5800を超える回答をいただきました。ありがとうございます。
 
最も多かったのは「外す」で過半数。ただ、「外さない」もおよそ3割いました。

そこで「外さない」という人の理由を見てみますと…
 
まずは「自分がいつ感染するか分からないから」という
【感染リスク】を気にする声。

そして「『あの人マスクしてないの?』と思われたくないため」
といった【同調圧力】を感じて外せないという声がありました。

この点について2人の新型コロナの専門家に聞きました。

まず【感染リスク】についておふたりとも
「屋外」「十分な距離」「会話しない」という条件であれば、
“感染リスクは低い”つまり「マスクを外してもよい」と話していました。

一方、【同調圧力】について中野教授は
「今はみんながマスクをつけていることが安心感につながっているので、
『これならマスクを外せる』という国民の声を集約して
政府が発表することが大事だと話していました。

ただ、松本主任教授は、「次のステップとなると、難しい」と言います。
「たとえば“屋内で”距離を十分とり会話をしない状況ではどうか?など
議論していく必要がある」ということです。
 
脇田所長も、具体的に細かくどのような場面でマスクを外すかなど
今後、議論をしっかり進めていきたいと話しています。

 

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