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#113 ワリエワ選手「出場OK」のその先

2022.02.14

きょう、スポーツ仲裁裁判所が判断したのは
ワリエワ選手の『出場を認める』
ということだけです。
 



なぜ、ワリエワ選手の検体に
禁止薬物が入っていたのか?
つまり違反はあったのか、なかったのか?

そして、ロシアオリンピック委員会の
フィギュア団体金メダルはどうなるのか?
結論はまったく出ていないんです。

この先どうなるのか?



スポーツ仲裁裁判所で
裁判官にあたる仲裁人をつとめる
早川吉尚さんに伺いました。

まずは、ロシアの反ドーピング機関が
調査を行うことになります。

この調査によって
「違反なし」となるケース
「違反あり」となるケースが考えられますが

もし「違反なし」だとすると
『検体の取り違え』や
検査機関などで『異物が混入』してしまった
ということもありえますが

早川さんは、この可能性は
現実的には「ほとんどゼロ」だと考えています。

一方で、もし「違反あり」だったとすると
どういう事情だったのかが
問われることになります。

ワリエワ選手本人の『認識』が大事で、
自分で飲んだのか?周りが飲ませたのか?

飲んだこと自体を知らず
食事の中に誰かが紛れ込ませたのか?

こういったことが焦点になる、といいます。



もし違反ありだった場合、
フィギュア団体の金メダルや、
これから行われる

ワリエワ選手個人のメダルや結果も
「最終的にはどうなるかわからない」ということです。

15歳という年齢を考えれば
周りの大人たちの責任は重大といえますが
ロシアはこれまでも度々、
オリンピックのドーピング問題で
物議を醸してきました。




2014年、
自国開催のソチ・オリンピックでは
出場国の中で最多となる
33個のメダルを獲得しましたが
その後、発覚したドーピングにより
一時、10個以上のメダルが剥奪となりました。

この時、行われていたと認定されたのが
「国家ぐるみの隠ぺい工作」です。




このような問題から、平昌、東京、
今回の北京オリンピックと
ロシアの国家としての
参加が認められませんでしたが

早川さんによると
今回の問題の結論次第では、
「さらにこうした状況が続くことも考えられる」
ということです。

ドーピングは絶対に許されない
という流れの中で今回も出てきてしまった問題です。
ロシア側はすべてを明らかにする必要があります

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