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#140 エリザベス女王国葬 「類見ない規模」に?

2022.09.12

来週月曜日に行われるエリザベス女王の「国葬」。

場所はロンドン中心部のウェストミンスター寺院です。
ここはおよそ70年前にエリザベス女王が戴冠した場所であり、
ウィリアム皇太子とキャサリン妃のロイヤルウエディングが行われた場所。
そしてダイアナ元妃の葬儀もこちらで行われました。

イギリス王室ジャーナリストの多賀幹子さんによりますと
ダイアナさんは王室を離れていましたが
国民の悲しみの声が多くそれに押される形で
特例で、このウェストミンスター寺院で行われたということです。

イギリス王室にとって格調高く伝統ある場所だといいます。

これまでイギリスで行われた国葬。
エリザベス女王の父・ジョージ国王や
イギリスで第二次世界大戦を勝利に導いたとされているチャーチル元首相。
「万有引力の法則」「微分積分法」などで有名な
アイザック・ニュートンらの葬儀が国葬で行われています。

では国葬はどのように行われるのか?

1952年に行われたのは、ジョージ国王の国葬。
世界中から王室関係者や国のトップらが参列しました。
また、棺を一目見ようと市民ら100万人が集まったといいます。

ただ、イギリス王室に詳しい君塚直隆教授によりますと、
このときイギリスは第二次世界大戦で疲弊していて貧しかったそうです。


 
なので、今回のエリザベス女王の国葬は
かつてない規模で行われるだろうと話しています。
ウェストミンスター寺院の収容人数は2000人ですが、特別席を設けて対応。
BBCの生中継は世界で10億人を超える人が見守るだろうということです。

国葬当日まで女王の棺は
ウェストミンスター寺院にほど近いホールに安置されます。
葬儀までの4日間、ここで一般の人も棺と対面し、
女王に別れを告げることができます。

一目見ようと多くの人が集まると予想されていて、
厳重なセキュリティーが敷かれ
1人小さなバッグ1つしか持つことが許されないといいます。

類を見ない規模になると予想されるエリザベス女王の国葬。
来週月曜日の日本時間午後7時から始まります。

 

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