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#148 マイナンバーカード活用で・・・転売防止

2022.11.28

今夜は「マイナンバーカードで転売防ぐ」

スポーツやイベント
コンサートなどのチケットが
転売されるケース。




例えば・・・
宝塚歌劇団などのチケットが定価の倍以上。
プロ野球の観戦チケットが定価の5倍と
不正に高額転売され販売者が摘発されるなど
問題が相次いでいます。

そこで、転売を防ぐために
検討されているというのが
「マイナンバーカード」の活用です。




現在、
チケットはインターネット上で買っても
紙で発券する場合が多くあるため
第三者に簡単に渡すことができ、
転売されてしまいます。

2019年には営利目的での転売を禁じる
「チケット不正転売禁止法」が施行され
違反した場合1年以下の懲役
もしくは100万円以下の罰金
またはその両方を科せられますが
それでも後を絶たないのが実情です。




ではマイナカードで
チケットの転売をどう防ぐのかというと…
こんな仕組みが検討がされています。

まず購入時は、
マイナカードをスマホにかざし
カードに入っている電子証明書を読み込むことで 
購入者本人の情報を確認。
その上でチケットが受け取れます。

そして会場に入る時も
入場ゲートでマイナカードをかざすことで
チケット購入者と入場者が同じ人であることを確認。
つまり第三者が代わりに入ることが難しくなり
転売を抑制できるという仕組みなんです。




一方で課題も指摘されていて

①スマホを持っていない人や家族などの分を
 まとめて買った場合はどうするのか

②会場でマイナカードを読み取る
 端末はどうするのか

③個人情報の漏えいを恐れる声に
 どう対応していくか

こうしたことなどを検討するため
政府はイベントの事業者などと
話し合いを始めたということです。

また、チケット購入と紐付けることで
マイナカードの取得を促したい狙いもあるそうです。

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