• プライチ

#108 「帰省や旅行の前に… “無料検査”のポイント」

2021.12.27

今週は年末年始の帰省や旅行がピークを迎えますが、
自治体の無料検査も広がっています。

政府によると、きょう時点で
東京、大阪、京都、福岡、沖縄、
5つの都府県で無料検査が行われています。

中でも最も対象者が多い東京都では
25日土曜日から12か所で始まり、
きょうからは176か所、
1日におよそ3万件の検査が可能になったということです。

そこで
①誰が受けられるのか?
②どこで受けられるのか?
③受けるタイミングはいつ?
この3つを解いていきます。

まず①誰が受けられるのか?

大事なのが、この無料検査は
「無症状」の方が対象ということです。

症状のある方は必ず医療機関を受診するようにしてください。

無症状の都民で「感染の不安がある方」や、
「不安を解消しておきたい方」などが無料検査の対象となります。

多くの都民が対象となり
実質、希望する無症状の都民は誰でもということになります。

政府は、ワクチン未接種の人や
重症化リスクの高い人に会う場合は、
事前の検査をおすすめしています。

では②どこで受けられるのか?

きょう午後時点で176の
「民間検査センター」や「ドラッグストア」で
無料検査が受けられるようになっています。

東京都の公式サイト
https://tokyo-kensasuishin.jp/

こちらに一覧が載っていて、
さらに増える予定ですので、確認してください。

中には「事前予約」を
お願いしているところもありますのでご注意を。

それから検査機関によって、「PCR検査」か「抗原検査」か
その両方をやっているケースがありますので、
どちらか自分で選ぶことになります。

選べるとなると、どちらを選べばいいのか?
それは次の疑問、

③検査を受けるタイミングにも関わってくるんですが。

精度の高い「PCR検査」は、
結果が出るまでに早くて検査当日、
場合によっては翌日以降になる可能性があります。

一方、PCRよりは精度が低い「抗原検査」ですが
結果は5分~15分でその場でわかります。

ただし、検査結果の有効期限は
PCRは3日後まで、抗原は翌日までとなります。

これを踏まえて感染症学が専門の
松本哲哉主任教授に伺ったところ。

・日程に余裕があるなら精度の高い「PCR検査」を
 出発の2日前くらいに受けるのがおすすめ

・もし、余裕がなくて急ぐとき、
 予約が取れない、今日帰らなきゃ、という時には
 「抗原検査」だけでも受けた方がいい、とのことです。


いずれの検査も確定診断ではないですし、
検査した後にかかる可能性もありますので
陰性だった!という時でも、
感染対策は引き続きしっかりとお願いします。

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