• プライチ

#110 火山噴火で“津波”原因は衝撃波?

2022.01.17

トンガの火山噴火によって
日本にも津波警報が出されましたが
今回、原因の1つとして考えられているのが「衝撃波」なんです。

今回、トンガの海底火山で発生した噴火を
上空からとらえた映像には
噴火とともに円形で広がっていく「衝撃波」が。

今回の噴火について「100年に1度の規模」と指摘する専門家もいますが、
爆発の衝撃で巨大な空気の波ができたんです。

この衝撃波はまれに
「地球を1周以上」回ることもあるそうなんですが…

今回、日本にも衝撃波が到達していたんです。


(提供:ウェザーニュース)

赤い点の「波」が日本列島を通り抜けていく様子を
全国に置かれた観測機がとらえました。

15日土曜日の午後8時から9時にかけて、気圧が急上昇。
これが衝撃波とみられています。

これが日本の津波警報とどんな関わりがあるのか?
現時点で考えられることを、
津波防災に詳しい常葉大学の阿部郁男教授に聞きました。

今回は
・噴火によって火山そのものが崩れたりして、
 大量の土砂が水を押し流した波と
・さきほど見た「衝撃波」が海面を押すことで作られた波と
 2つの要素が考えられるといいます。

今回、気象庁の予測よりも
およそ2時間半早く日本で潮位の上昇が起きましたが、
衝撃波による波の方がスピードが圧倒的に速く、
予測を超えたとみられています。

ただ、もう一つ大きな謎が残されています。
今回、トンガの首都で観測された津波は80センチ。
日本の奄美大島や岩手では1メートルを超えました。

はるか遠い日本の方が大きくなった…
これが、専門家の間でもいまだ大きな謎なんです。

阿部教授の見立てでは、
衝撃波で起きた波が陸にぶつかり、
後ろから次々と押し寄せる波と重なって増幅した。

もう一つは、
火山の「大量の土砂」による津波が後ろから追いついて増幅、
日本付近でも大きくなった。

という2つの見方、
もしくはこの両方が起きていた可能性があるそうです。

いずれにせよ、今現在
世界中の研究者たちが何が起きていたかを解析しようと
努力しているということです。


夜中に突然の津波警報で
大変な思いをされた方がたくさんいらっしゃると思いますが、
今後もいつどこで噴火による津波が発生してもおかしくありません。

最新の情報に注意して、避難の心づもりをお願いします。

こちらの記事もオススメ!