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#063 コロナ重症化、予測できる?

2020.11.09

東京は35人、北海道は11人。
新型コロナウイルスに感染した人の中で現在重症の方の人数です。

各地で感染が広がる中、重要なのは
いかに重症化する人を早く見つけられるかということです。

実はいま進められている研究で
感染初期の段階で重症化するかどうか予測できることがわかってきたんです。

そのカギは血液中のタンパク質にありました。

国立国際医療研究センターのグループが新型コロナ感染者28人の血液を調べたところ…

まず、重症化する患者と軽症のまま回復する患者では
「CCL17」というタンパク質に違いがあることが世界で初めてわかりました。
 
重症化した人は感染初期の段階で
「CCL17」の血液中の濃度が低かったのというのです。
 
だとすれば、感染初期に血液を検査して
「CCL17」の濃度が基準値なら軽症者用のホテルに、
 低ければ入院、という一つの目安になるかもしれません。

さらに、重症化のタイミングもわかる可能性があるんです。

重症者は、これとは別の4つのたんぱく質濃度が
重症化する数日前に急激に上昇したといいます。

つまり、まず重症化の危険があるかどうかが「CCL17」の濃度でわかり
次に重症化するタイミングが別の4つのタンパク質の濃度でわかるかもしれないというのです。

研究チームの杉山副プロジェクト長はこの重症化予測について
「高リスクになる人を効率よく見つけることがコロナ対策の一つになり得る」と話しています。

ただ、タンパク質を増やしたり減らしたりすることで重症化を防げるのか、
現在、研究中でわかっていません。
なので食べ物などで補えるかといえばそういうことでもないそうなんです。

研究グループは今後、全国およそ20の病院で有効性を調べ
近く重症化を予測する検査の導入を目指しています。

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