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#新しい日常 昼は「かき氷」、夜は「居酒屋」ーナゼ?

2020.10.13



苦しむ飲食業界で新たな動きも。

2020年6月にオープンしたかき氷店。
“シャリふわ食感”のかき氷が、この夏ヒットしました。

13日から秋冬の新メニューがスタート。
備長炭でじっくり焼いたお餅をいただく「お汁粉」です。

実は、この店には「別の顔」があります。

正午、かき氷店としてオープンしますが…
かき氷を作る後ろでは、なぜか鶏肉を切る従業員。
そして、午後4時半。
閉店時間になると、のれんを交換。
メニューが張られていたすだれを撤去すると、焼き鳥のメニューが。

昼はかき氷店、夜はもともと居酒屋!

備長炭を使った本格焼き鳥が自慢の店です。

コロナの影響で居酒屋の売り上げが落ちこむ中、
同じお店で昼と夜に違うサービスを提供する「二毛作」に活路を見出したんです。

「二毛作」を行う飲食店は他にも…
焼肉専門店が昼はハンバーガーを。
ラム肉料理専門店が昼はカレー店になるなど、広がりを見せています。

「二毛作」を成功させるためにこの店がこだわったことがありました。
それは「かき氷を夜は提供しない」。

○店長(くふ楽 本八幡店)
「お昼にかき氷を食べに来る人に、『夜は焼き鳥専門店なんですよ』というと、
 じゃあ、今度夜来てみようかなと思ってもらえるので、
 雰囲気をガラッと変えることによって、お客様にとっては2度おいしい」

昼しか食べられないかき氷は、8月の多い日で、1日150杯も売り上げる人気商品に。
居酒屋の売り上げが減った分を、かき氷でカバーしているといいます。

秋冬の新メニューとして、濃厚なカカオとベリーソースをあしらったパフェ風のかき氷も開発。
かき氷に加えて新たなメニューで、コロナの冬を乗り越えようとしています。

○店長(くふ楽 本八幡店)
「コロナ禍でいろんな可能性にチャレンジしていかなければならない。
 ある資源を使って新しいことにチャレンジしていくことも含め、
 今後も二毛作三毛作四毛作と頑張っていきたいとおもいます」

 

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