放送内容

HATENAVI

2012/12/14 放送
きのこキャラブーム

キモかわいいのが最大の魅力

キモかわいいのが最大の魅力

巷で大ブームとなっている、なめこキャラ。
最近では、小学生の間でも、なめこグッズを収集する女子たちが急増し、ゲーム以外にも広がっていたんです。
しかし、なめこ意外にも、きのこがキャラクター化されたものがたくさん。
なぜ日本では「きのこキャラ」がブームになるのか?
そのハテナをナビゲートします!


調査してみると、なめこのほかにも、きのこの販売生産会社のきのこキャラや、携帯電話会社のドコモダケなど
きのこがキャラクター化されたものがたくさんありました。

それでは、なぜ、きのこキャラがこんなにうけているのでしょうか?

きのこの形である、あたまでっかちの2頭身が、かわいいというのと、きのこが持つ独特の雰囲気、気持ち悪いがまざったキモかわいいというところが、きのこキャラの最大の魅力なんだそうです。

そんなきのこキャラですが、歴史をたどるとまだキモカワイイという言葉がなかった、1970年代。
女の子用玩具に、きのこキャラ、きのちゃんが登場。
このころは、キモかわいいというよりもころんとした形がかわいい印象。
30年以上たった現在も、根強い人気なんだそうです。

そして、同じころに発売されたのがお菓子のきのこの山。
1970年代に発売以降、きのこの形が今も愛され大ヒット!
ちなみに、こちらのキャラ、きの山さんは、「キモカワイイ」という言葉が認知されるようになった2008年に誕生したそうです。
そして2000年代。
きのこ販売生産会社が、商品となっているきのこをキャラクター化。斬新な風貌のきのこキャラが話題に
そして携帯電話会社でもきのこキャラを採用。
この頃から、ふつうの可愛らしさから、少しずつ不思議な雰囲気が漂い始めていくのです。

そして、「キモかわいい」が世間に定着してきた2010年代。
なめこや、ベニキノコビトなどが登場。
その「キモカワイさ」に拍車をかけいくのです。

それでは、どうして、きのこをキャラクターに採用しているのでしょうか?

今年、大ヒットとなった、なめこキャラクターの生みの親である製作者に会いに行くと…担当者もなんとなくなめこに、似てるような…
それでは、きのこを採用する本当の理由とは…きのこ自体の種類の豊富さや、フォルムがデザインにしやすかったからで、このなめこキャラだけでも、なんと150種類あるそうです。

なぜ、こんなにも、日本人はきのこキャラが好きになるのでしょうか?
きのこ文学研究家の飯沢耕太郎先生に伺うと梅雨があり、湿気の多い日本は、世界でも有数のきのこの生息地で太古の昔から、きのこに接してきたからこそ、よりきのこキャラが受け入れやすいのではといっていました。

一方、外国人は、「きのこキャラ」をどう感じているのか調査したところ。
外国では食べ物をキャラクター化するということが、ほとんどないからなんだそうです。
さらに外国人には、「キモかわいい」がなかなか、伝わらないようで、キモかわいいという言葉がある日本だからこそ、きのこキャラがうけているのかもしれませんね。