放送内容

HATENAVI

2013/03/26 放送
どうやって誕生?掛け合わせ食品

どうやって誕生?掛け合わせ食品

どうやって誕生?掛け合わせ食品
どうやって誕生?掛け合わせ食品

きょう、3月26日は、近年まれにみる大ヒット食品が販売を再開。
亜s九年、売り上げ予想を大幅に超え、3日で販売休止になるほどの大人気となった、アイスにコーンポタージュの大胆な掛け合わせ新商品「ガリガリ君コーンポタージュ味」。

このように定番商品と意外な食品や味を合わせた”掛け合わせ食品”がいま注目されているんです。
どのようにして生まれたのか、掛け合わせ食品の誕生の舞台裏を徹底調査。

「アイス」×「コーンポタージュ」
あまりの人気に生産が追いつかず販売休止。ようやく今日、販売が再開されるのですが、この大胆な組み合わせはどうやって生まれたのでしょうか?

この味にたどり着くまでにはさまざまなドラマがありました。
女性に圧倒的人気を誇る「梨味」。チョコのかき氷を使った「チョコチョコ」。さらには粒あんを使った「あずき大福」など、50種類以上の掛け合わせを生み出し、今やアイス界のトップブランドとなり、安定供給した売れ筋だけに集めたラインナップを引いていたところ、関係者の「ガリガリ君が守りに入ってどうするの?」という一言から新たな挑戦が始まりました。

しかし、提案されるのは常識の殻を破れないものばかり。
そんなムードの中、若手社員から「コーンポタージュ味」という発言が!

さまざまなお菓子に採用され、人気を集めていた「コーンポタージュ味」
その法則は冷たいアイスにもあてはまるはずと市販のお菓子を独自に調査し提案。
独自の発想に信念を持って押し切り開発を続行。
そしてついに最終関門である経営陣の試食会までこぎつけ、「病みつきになる味」「奇抜すぎて売れないのではないか」など意見は分かれ、判断は社長に委ねられました。
そして社長の「ベリーグッド」という言葉で商品化が決定したそうです。


ハッピーターンの意外な掛け合わせ

甘じょっぱいパウダーが人気の定番型から、昨年発売されたチーズ味。さらに来月には塩バニラ味の「掛け合わせ商品」の発売を予定しているんです。

今年1月、東京駅の地下に、専門店をオープン。
「木苺味」や「メープル味」など、様々な味を掛け合わせたハッピーターンや、複数のパウダーを使って、自分の好きな味を作ることができる商品まで販売。はやくも、店の前に行列ができるほど大人気となっているんです!

では、ハッピーターンの意外な掛け合わせは、どのように誕生したのでしょうか?
製造・販売する亀田製菓で伺うと、その誕生には、意外な事実がありました。

今から36年前、オイルショックによって、景気が低迷。世の中に暗いムードがたちこめていた中、「幸せが戻ってくるように」という思いから生まれた、その名も「ハッピーターン」。
その後、お菓子の定番となるほど、人々に愛されてきた。

不況の影響から不安感が広がる現在。くしくも36年前と同じような状況の中で、新たなる味の掛け合わせを決断した。
その新しい掛け合わせのヒントは、消費者の声の中に隠れているのだそうです。