ぶらり途中下車の旅

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放送内容

2010年6月26日放送分

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鴬谷駅 かつら つたや

伝統文化を陰で支える、下町のかつら職人

明治中頃から続く、かつら屋。
4代目の大屋善国さんはこの道50年の職人。
芸者衆をはじめ、能や日本舞踊の舞台で使われるかつらを手作りしています。
かつらに使う髪は、中国から仕入れたもので、1kg10万円以上する貴重品。
使用したかつらは、ほどいて洗い、外で干した後、新しい髪を
足してまた使います。そうやって丁寧に扱うと50年はもつそうです。
大屋さんのかつらに求められるのは、お座敷や舞台で激しく動いても
「かつらが絶対に落ちない」事。
その為、銅やアルミをお客さんの頭の形に合わせて叩き、調整を繰り返して地金を作ります。
この作業が熟練の技。その地金に髪の毛を1本ずつ植えていきます。
髪の毛を地金に貼る際に使うのは、ムラなく伸ばせる白玉粉。
水で溶かせるので、再利用の際に便利なのだそう。
伝統文化を昔ながらの確かな技術で支えています。

貴重な髪の毛は再利用!

ピッタリ合う土台作りが大事です

職人技が結集して、かつらが出来上がります

最寄駅
鴬谷駅から徒歩15分
所番地
台東区根岸5−5−2
電話番号
03−3873−1490
特選情報
営業時間 10:00〜17:30
定休日 不定休

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