ぶらり途中下車の旅

木目金（もくめがね）は江戸時代、刀の鐔（つば）を作るための技術。
色の違う金属を重ねてねじる・叩く・伸ばすを繰り返して
木目の様な模様を作り出します。戦国時代が終わると、デザイン性の高い
複雑な模様が作れるようになるなど、木目金の技術は進歩しましたが、
廃刀令でその技術は失われました。
学生時代に木目金と出会い、その技術に魅了された高橋正樹さんは
当時の文献を調べ、試行錯誤を繰り返し、江戸時代と全く同じやり方で
木目金を作り出すことに成功。現代人に受け入れられる物でないと意味がないと、
指輪を作って売り始めました。
木目金リングは２つとして同じ模様のものができないのが特徴。
主に結婚指輪として喜ばれています。